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2022年12月2日【新型車】

トヨタ新型GRカローラ、抽選申込の受付を開始

坂上 賢治

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トヨタ自動車傘下のトヨタガズーレーシング( TGR )ブランドは12月2日、GRカローラRZとGRカローラ・モリゾウエディションの抽選申込受付を開始した。GRカローラRZは12月19日、GRカローラ・モリゾウエディションは12月18日まで受け付け、発売は2023年年初旬を予定している。( 坂上 賢治 )

 

 

GRカローラRZは6月1日の発表当初、一般販売としていたがコロナ禍と半導体不足により500台の抽選販売としつつ追加販売を検討する。また2シーターのGRカローラ・モリゾウエディションは70台の抽選販売で全国のGR Garageで申し込みを受け付ける( 中古車専門店のGR Garage袋井店では申込みを受け付けない )。

 

車両開発エンジニアの坂本尚之と開発ドライバー石浦宏明選手によるメッセージ映像

 

カローラRZは、GRヤリスへ搭載した1.6L直列3気筒インタークーラーターボエンジンを強化。ピストンを強化した上でセンターマフラーを追加し排気効率を向上させ、最高出力224kW( 304ps )を達成した。

 

 

同じくGRヤリスへ搭載したスポーツ4WDシステムGR-FOURを、水素エンジンカローラの開発を通じてGRカローラ仕様に最適化・採用した。ボディはロングホイールベースが生み出す高速域での操縦安定性を受け継ぎながら、ワイドトレッド化により高い旋回性能を目指した。

 

 

モリゾウエディションは、モリゾウこと社長の豊田が自ら試作車のハンドルを握り「お客様を魅了する野性味」を追求して作り込んだ。2シーター化をはじめとする徹底した軽量化、エンジンのトルクアップおよびトランスミッションのギア比最適化による動力性能向上、モノチューブアブソーバー、ハイパフォーマンスタイヤの採用によるコーナリング性能の高めた。なお生産工場はトヨタ自動車の元町工場にあるGR factoryとなる。

 

GRカローラRZ

 

なおGRカローラRZの車両販売の受付は以下URLから受け付け。

URL:https://toyota.jp/cmpnform/pub/jp/grcorolla_rz/?padid=grcorolla_pr_jp

 

GRカローラ モリゾウエディションは、全国70店舗のGR Garage店頭で受け付ける。
両車の受け付け・抽選等の詳細は以下URLを閲覧されたい。

URL:https://toyota.jp/cmpnform/pub/jp/grcorolla_rz/?padid=grcorolla_pr_jp

 

メーカー希望小売価格( リサイクル料金含まず消費税込み )
GRカローラRZ
 :定員5人  /  価格5,250,000円※北海道、沖縄のみ価格が異なる

 

GRカローラ モリゾウエディション
 :定員2人  /  価格7,150,000円※沖縄のみ価格が異なる

 

GRカローラ モリゾウエディション

 

新型車GRカローラRZおよびGRカローラモリゾウエディションの主な諸元は以下

 

GRカローラ RZ    /    GRカローラ モリゾウエディション
全長(mm):GRカローラ RZ  4,410 /←モリゾウエディション
全幅(mm):GRカローラ RZ  1,850 /←モリゾウエディション
全高(mm):1,480(アンテナ含1,455) /モリゾウエディション 1,475(アンテナ含1,450)
ホイールベース(mm)
 :2,640 / ←モリゾウエディション
トレッド(フロント・リヤ)(mm)
 :GRカローラ RZ  1,590/1,620 /←モリゾウエディション
車両重量 (kg)
 :GRカローラ RZ  1,470 / モリゾウエディション1,440
エンジン:直列3気筒インタークーラーターボ  / ←モリゾウエディション
  – 型式:G16E-GTS  /  ←モリゾウエディション
– 内径×行程(mm):87.5×89.7  /←モリゾウエディション
  – 総排気量 (L):1.618  /←モリゾウエディション
  – 最高出力(kW[PS]/rpm):224[304]/6,500  /←モリゾウエディション
  – 最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm)
:370[37.7]/3,000~5,550  /  400[40.8]/3,250~4,600
  – WLTCモード燃費(km/L):12.4  /  -
トランスミッション:iMT(6速)  /←モリゾウエディション
  – 駆動方式:スポーツ4WDシステム“GR-FOUR”  /←モリゾウエディション
  – クラッチ構造:電子制御多板クラッチ式4WD(3モード選択式)  /←モリゾウエディション
  – 変速比  1-2-3-4-5-6-後退
 :GRカローラ RZ 3.538-2.238-1.535-1.162-1.081-0.902-3.831
 :モリゾウエディション 3.214-2.238-1.592-1.162-1.081-0.902-3.557
  – 減速比  1~4-5、6、後退
 :GRカローラ RZ 4.058-3.450
 :モリゾウエディション 4.250-3.578
  – 差動装置(F・R):GRカローラ RZ トルセン※8LSD  /  ←モリゾウエディション
サスペンションF
 :GRカローラ RZ  マクファーソンストラット式
 :モリゾウエディション  同一式(倒立式モノチューブアブソーバー採用)
サスペンションR
 :GRカローラ RZ  ダブルウィッシュボーン式
 :モリゾウエディション ダブルウィッシュボーン式(モノチューブアブソーバー採用)
ブレーキF: ベンチレーテッド(18インチアルミ対向4ポット) ←モリゾウエディション
ブレーキR:ベンチレーテッド(16インチアルミ対向2ポット) ←モリゾウエディション
ホイールF&R
 :GRカローラ RZ  BBS製8.5J鍛造アルミホイール(センターオーナメント付)
 :モリゾウエディション  GRロゴ付きBBS製8.5J鍛造アルミ(専用マット塗装)
タイヤF&R
 :GRカローラ RZ  235/40R18YOKOHAMA ADVAN APEX V601
 :モリゾウエディション  245/40ZR18MICHELIN PILOT SPORT CUP 2 CONNECT
燃料タンク容量 (L):50   /  ←モリゾウエディション

 

車両詳細は以下URLを閲覧されたい

URL:https://toyotagazooracing.com/jp/gr/corolla/

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

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1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。