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2023年8月25日【中古車】

ステランティス、米国で認定中古車の流通ビジネスを開始

坂上 賢治

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ステランティスは8月24日(ミシガン州オーバーンヒルズ発)、米国内に於いてメーカー自らが製品品質を保証するギャランティー中古車の独自ブランド「SPOTiCAR」 を拡大すると発表した。( 坂上 賢治 )

 

このSPOTiCARは、車両の販売経路をオンラインソリューション化した上で2019年から欧州11か国で初導入。今回の米国では、アルファ・ロメオ、クライスラー、ダッジ、フィアット、ジープ、ラム、ワゴニアブランドなどの認定中古車を販売する。

 

これらの車両は、ステランティス社内で認定中古車を取り扱うエキスパート達によって評価・選択され、顧客は中古車購入に係る独特の不安や専門知識を持たずとも、幅広い車両ラインナップから新車に準じた仕様の特選車をチョイスできる仕組みだ。

そんな米国に於いて全く新しい取り組みとなるSPOTiCARついて、当地でマネジメント責任者を担うジェフ・コマー氏は、「昨今の中古車流通網が高度にデジタル化されているなか、米国に於いても、当社ステランティスが製品保証する中古車ブランド〝SPOTiCAR〟を始動させます。

 

既に欧州でSPOTiCARは、ステランティス認定の中古車ブランドとして、その立ち位置を確かなものとしていますが、今後は、中古車流通の世界で極めて激しい競争が繰り広げられている米国に於いても、独自のブランド醸成を築いていきます。

 

今回の米国に於けるSPOTiCARの活動開始は、ステランティスが〝Dare Forward 2030〟戦略の一環として、中古車販売を介して自社ブランドの商品価値を高め、お客様からの更なる信頼を獲得・醸成していくための活動でもあります。

 

そんな当社の中古車流通ソリューションは、中古車をお探しのお客様に対してストレスのない体験価値を提供できるよう設計されています。

 

お客様は、オンライン経由またはディーラー網を介して当社のSPOTiCAR・Webサイトを通じて、スポーツカーからスタンダートなセダン、ステーションワゴン、更にSUVに至るステランティスが取り扱う複数のブランドからから、ご希望の車両を検索。最終的に当社のエキスパートが選び抜いた車両から、お目当てのクルマを簡単に見つけることができるでしょう。

 

具体的に商品をお選び頂くプロセスは以下の通りです。まずお客様は、当社の販売サイト〝SPOTiCAR.com〟にお越し頂き、まずはお住まいの郵便番号を入力することで、当該エリア内で販売されている全ての車両情報を閲覧できるようになります。

 

〝SPOTiCAR.com〟には、ステランティス傘下の全米2,600以上のディーラー網を通じて、アルファ ロメオ、クライスラー、ダッジ、フィアット、ジープ、ラム、ワゴニアを含む様々なブランドから、お好みのクルマをご選択頂けます。

 

なお全ての車両は、ステランティスから厳しい訓練を受けた技術者によって徹底的に検査されます。そんな販売車両は、包括的なマルチ検査を経て、3か月の車両保証と万が一の故障に備えてロードサービスによる車両回収も含まれています」と話している。

なおSPOTiCAR車は以下要件を備える

  • 購入後3ヶ月間の車両保証制度+顧客からの延長保証の希望にも応える。
  • 購入後3か月間に亘るロードサービス保証。
  • 車両履歴内容と走行距離を保証。
  • コネクテッド&サブスクリプション(搭載車両のみ)サービスの提供。
  • 独自のファイナンシャルサービスを提供。
  • 製造メーカーならではのサポート体制。
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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。