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2022年2月4日【自動車・販売】

スズキ、2022年3月期第3四半期決算を発表

NEXT MOBILITY編集部

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スズキ自動車・ロゴ

 

 

スズキは2月4日、2022年3月期第3四半期決算を発表した。

 

 

■第3四半期累計(4~12月)決算の業績概況
当期(4~12月)の業績は、売上高は2兆5,743億円と前年同期に比べ3,988億円(18.3%)増加、営業利益は1,467億円と同79億円(5.7%)増加した。経常利益は2,039億円と同290億円(16.6%)増加、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,358億円と同226億円(19.9%)増加となった。

 

 

 

■第3四半期(10~12月)決算の業績概況
(1)連結決算の状況
当期(10~12月)の業績は、売上高は単価改善や為替円安等もあったが、半導体を含む部品供給不足に伴う減産影響により9,007億円と前年同期に比べ46億円(0.5%)減少した。営業利益は減産影響に加え原材料価格高騰や諸経費等の増加等により、476億円と同163億円(25.6%)減少。経常利益は557億円と同230億円(29.3%)減少、親会社株主に帰属する四半期純利益は353億円となり119億円の投資有価証券売却益を計上した前年同期に比べ236億円(40.2%)減少した。

 

 

 

(2)各セグメントの状況
①四輪事業
減産影響のなか、売上高は8,128億円と前年同期に比べ151億円(1.8%)減少、営業利益は原材料価格高騰や諸経費等の増加等により377億円と同197億円(34.4%)減少した。

 

②二輪事業
売上高は新型ハヤブサ等高価格モデルの拡販や為替円安等により647億円と前年同期に比べ84億円(14.9%)増加したが、営業利益は原材料価格高騰等により23億円と同1億円(7.8%)の増加に留まった。

 

③マリン事業
北米での船外機の販売が引き続き堅調に推移しており、売上高は202億円と前年同期に比べ20億円(10.9%)増加、営業利益は66億円と同30億円(83.3%)増加し、ともに過去最高となった。

 

④所在地別
日本、欧州、アジアの3地域で減益となった。

 

 

 

■連結業績予想
2022年3月期の連結業績予想は、第3四半期実績および今後の見通しを踏まえ、以下の通り修正。台数、研究開発費、為替前提の見直しによる増収・利益増の一方、諸経費等の増や原材料価格高騰による利益減を織り込んだ結果、営業利益は前回予想1,700億円を据え置くこととしている。

 

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。