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2023年11月21日【新型車】

新型ミニ、カントリーマン誕生

坂上 賢治

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ビー・エム・ダブリューは11月21日、プレミアム・コンパクトSUV「MINI Countryman(ミニ・カントリーマン)」の新型モデル(全面改良)を本日より、全国のMINI正規ディーラーから予約注文の受付を開始する。

 

 

併せて、MINIのwebサイトでも予約注文の受付を開始する。納車は、2024年第一四半期以降を予定している。メーカー希望小売価格(消費税込)は以下の通り。

 

 

モデルメーカー/希望小売価格
MINI Countryman C:¥ 4,890,000-
MINI Countryman D:¥ 5,090,000-
MINI Countryman S ALL4:¥ 5,660,000-
MINI John Cooper Works Countryman:¥ 6,670,000-

 

英プレミアム・ブランドMINIのラインアップ、MINI Countryman(ミニ・カントリーマン)は、日本ではMINI Crossover(クロスオーバー)の呼称で、2011年にMINIの4番目のモデルとして誕生した。

 

 

2017年には二代目に進化し今回、三代目となる新型MINI Countrymanは、従来の呼称であるMINI Crossoverから生まれ変わり、今後、全てのMINIラインナップが次世代モデルとして誕生する中で、その第一弾モデルとして登場する。

 

エクステリアデザインとインテリアデザインは、車体のサイズ・アップに伴い、力強さを高めた。また各部の素材からクローム・パーツやレザーを排除した代わりにリサイクル・ポリエステルやリサイクル・アルミニウムを利用し、将来を見据えた次世代モデルを印象付けている。

 

 

機能面では、MINIとして初となるハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能を搭載するなど、安全機能および運転支援システムを進化させた。

 

パワートレインには、ガソリン・エンジン搭載車、クリーン・ディーゼル・エンジン搭載車を用意。2輪駆動モデル、4輪駆動モデルの選択も可能とした。

 

この新型MINI Countrymanは、新しい取り組みとして、顧客のライフスタイルの変化に柔軟に対応させるため、365日24時間利用可能なMINIオンライン・ストアより注文できるようにした。

 

 

パワートレインは、MINI Countryman C(シー)へは新世代モジュール式の1.5L直列3気筒MINIツインパワー・ターボ・ガソリン・エンジンを搭載、最高出力115kW/5,000rpm、最大トルク230Nm/1,500-4,600rpmで、これに7速ダブル・クラッチ・トランスミッションを組み合わせた。

 

MINI Countryman D(ディー)は、新世代モジュールの2L直列4気筒MINIツインパワー・ターボ・ディーゼル・エンジンを搭載、最高出力110kW/4,000rpm、最大トルク360Nm/1,500-2,500rpmのユニットに7速ダブル・クラッチ・トランスミッションを組み合わせる。

 

MINI Countryman S ALL4(エス・オールフォー)は、新世代モジュール式の2L直列4気筒MINIツインパワー・ターボ・ガソリン・エンジンを搭載、最高出力150kW/5,000rpm、最大トルク300Nm/1,450-4,500rpmに、7速ダブル・クラッチ・トランスミッションとオールタイム4輪駆動システムALL4を組み合わせた。

 

MINI John Cooper Works Countryman(ジェイシーダブリュー)には、MINIツインパワー・ターボ・テクノロジーにより最高出力233kW/5,750rpm、最大トルク400Nm/2,000-4,500rpmを発揮するガソリン・エンジンに7速ダブル・クラッチ・トランスミッションを組み合わせる。

 

 

更にJohn Cooper Works Countrymanには、専用チューニングを施したスポーツ・サスペンションと、コーナリング時のトラクションとハンドリング性能を向上させるエレクトロニック・ディファレンシャル・ロック・コントロール(EDLC)、パフォーマンス・コントロールを備えたダイナミック・スタビリティ・コントロール(DSC)、MINI独自の4輪駆動システムALL4(オールフォー)等を採用した。

 

なお新型MINI Countrymanには、BMW社が国内認可取得モデルとして初めて導入したハンズ・オフ機能が初搭載される。またAI技術を活用することで、音声会話だけで車両の操作、情報へのアクセスが可能にした。具体的には「Hey MINI(ヘイ・ミニ)」と呼びかけるか、ステアリング・ホイールのトーク・ボタンを押すことで、インテリジェント・パーソナル・アシスタントが起動し、ナビゲーション、電話、ラジオ、空調管理など、主要な機能を操作することが可能となった。

 

 

主な車両諸元は以下の通り

 

MINI Countryman C
全長4,445mm、全幅1,845mm、全高1,660mm、ホイールベース2,690mm、排気量1,498cc、直列3気筒ガソリン・エンジン、、最高出力115kW/5,000rpm、最大トルク230Nm/1,500-4,600rpm。

 

MINI Countryman D
全長4,445mm、全幅1,845mm、全高1,660mm、ホイールベース2,690mm、排気量1,995cc、直列4気筒ディーゼル・エンジン、最高出力110kW/4,000rpm、最大トルク360Nm/1,500-2,500rpm。

 

MINI Countryman S ALL4
全長4,445mm、全幅1,845mm、全高1,660mm、ホイールベース2,690mm、排気量1,998cc、直列4気筒ガソリン・エンジン、最高出力150kW/5,000rpm、最大トルク300Nm/1,450-4,500rpm。

 

MINI John Cooper Works Countryman
全長4,445mm、全幅1,845mm、全高1,645mm、ホイールベース2,690mm、排気量1,998cc、直列4気筒ガソリン・エンジン、最高出力233kW/5,750rpm、最大トルク400Nm/2,000-4,500rpm。

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。