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2018年5月25日【自動車・販売】

トヨタとスズキ、開発・生産等に関する共同プロジェクトの協議開始に合意

NEXT MOBILITY編集部

 

トヨタ自動車とスズキは、2017年2月6日の業務提携に向けた覚書締結以降、インドにおける車両の相互供給等、具体的協力を進めてきたが、5月25日、開発・生産・市場開拓の分野で、新たな共同プロジェクトの協議を開始することで合意した。

具体的な協議内容は、以下の通り。

 

①スズキが主体となって開発する小型超高効率パワートレインに対し、デンソーとトヨタが技術支援を行う。

 

②スズキが開発した車両を、インド・トヨタキルロスカ自動車(TKM)で生産し、トヨタ・スズキの両ブランドでインド国内において販売する。

 

③上記TKM生産モデルを含むスズキの開発車両を、トヨタ・スズキ両社がインドからアフリカ市場向け等に供給し、それぞれの販売網を活用して販売するとともに物流・サービス領域の協業を進める。

 

また、これらの詳細については、今後協議するとしている。

 

今回の合意について、トヨタ自動車の豊田社長は次のようにコメントしている。

 

スズキさんは、誰よりも早くインドに出て、インドの皆様と一緒に、クルマ社会の発展を牽引してこられた存在です。これこそが私がスズキさんとの提携時に申し上げた「やらまいか」(やりましょうよ)の精神であり、私流に申し上げると、「この町いちばん」を実践してこられた会社ということです。

 

私たちも、スズキさんとともに、インドの一員として、未来のモビリティ社会を、もっと自由で、楽しいものにするために、そして、「Make In India」のクルマが、アフリカをはじめとする世界の多くの国で愛されるために、精一杯、努力してまいります。

 

私たちトヨタは、「これまでの延長線上にある成り行きの未来」と決別し、「自ら創造する未来」を選択いたしました。そのためには、「やらまいか」の精神こそが必要です。スズキさんとの提携で、この精神を学ばせていただきたいと思っております。

 

また、スズキの鈴木会長は、次のようにコメントしている。

 

トヨタさんとの提携を発表したときに、「将来技術の開発に懸念を抱えるスズキから求めた提携関係について、豊田章男社長の指導の下、トヨタは熱意をもって協議に応じてくれた。心から感謝したい」と申し上げました。

 

提携直後より、トヨタさんには密接で親身な協議に応じて頂いています。

 

この度、スズキにとって死活的に重要な「小型超高効率パワートレイン」の開発について、ご支援頂けることになりました。緊張感を持って全力で取り組んでまいります。

 

これから、インドのみならずグローバルな市場で両社の更なる成功を目指してまいります。



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松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。