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2018年3月28日【新型車】

トヨタ自動車、ニューヨーク国際自動車ショーで新型RAV4を世界初披露

NEXT MOBILITY編集部

 

トヨタ自動車は、米国で3月30日(金)から開催されるニューヨーク国際自動車ショー(※1)で、新型RAV4(米国仕様)を世界初披露する。

 

 

初代RAV4は、1994年誕生以来、主要市場である米国を中心に、トヨタのグローバルコアモデルのひとつとなり、米国で累計約318万台、グローバルで累計約812万台(2017年末時点)を販売。

 

2017年には、80万台を超えるグローバル販売のなかで、米国販売が過去最多の約41万台を記録し、米国で「すべてのSUVのなかで販売台数が最も多いモデル」および「トヨタ車のなかで販売台数が最も多いモデル」となった。

 

5代目となる新型RAV4では、「Robust Accurate Vehicle with 4 Wheel Drive」(SUVらしい力強さと、使用性へのきめ細やかな配慮を兼ね備えた4WD)を開発コンセプトに、好奇心を刺激し、新たなライフスタイルを切り拓くきっかけとなるクルマを目指したと云う。

 

また、真の「SUVらしさ」を追求し、タフで力強いアクティブさを充実させるだけではなく、都会にもマッチする洗練されたデザインも重視しているとしている。

 

 

運動性能では、「Toyota New Global Architecture(TNGA)※2」に基づく新プラットフォームを採用し、ボディを高剛性化・低重心化。

 

加えて、さらなる燃費性能と高い操縦安定性・走破性を目指して開発した新4WDシステム「ダイナミックトルクベクタリングAWD」(ガソリン車)および「新型E-Four」(ハイブリッド車)をトヨタで初めて採用した。

 

新型RAV4の米国での発売は、2018年末頃(ハイブリッドは2019年初)を予定。なお、日本では、2019年春頃を予定している。

 

 

[新型RAV4の主な特長(米国仕様)]

 

デザインコンセプトを「Adventure&Refined」とし、オフロード性能や多用途ユース(Adventure)を想起するデザインを重視する一方で、都市部でのシーンにも似合う洗練さ(Refined)を併せ持つスタイリングを実現したと云う。

 

 

<エクステリア>

 

TNGAの思想に基づくプラットフォームを採用し、ボディのワイドスタンス化やタイヤの大径化(19インチ)のほか、最低地上高を現行モデルよりも高く、フロント・リヤオーバーハングを短縮。

 

また、幾何学形状の「オクタゴン(八角形)」をモチーフにしたデザインで、タフさや力強さのなかにも洗練された遊び心を演出。黒色に統一したボディ下部や多角形状のホイールアーチにより、地上高の高さを強調、足元を力強く見せているとのこと。

 

他にも、アッパーグリルとロアグリル双方を台形形状としたフロントグリルや、切れ長なフロントヘッドランプ、リヤコンビネーションランプ周辺からバンパーにかけて台形形状を強調したリアのスタイリングにより、ワイドかつ安定感のあるスタンスを演出したとしている。

 

 

<主要諸元(米国仕様)>

 

– ホイールベース:105.9インチ[2,690mm](現行型+1.2インチ[+30mm])
– 全長:180.9インチ[4,595mm](同-0.2インチ[-5mm])
– 全幅:73.0インチ[1,855mm](同+0.4インチ[+10mm])
– 全高:66.9インチ[1,700mm](同-0.2インチ[-5mm])

 

 

<インテリア>

 

水平基調のインストルメントパネルや幅広く骨太なセンターコンソールにより、視界の良さと膝のホールド性を両立。

SUVらしさを感じる硬質な素材だけでなく、人の手や身体が触れやすい箇所にソフトパッドを配置し、メリハリのある構成とした。

 

また、エクステリアと同様、多角形をモチーフにした造形を随所にあしらうことで、統一感と遊び心を表現したと云う。

 

そのほか、サイドミラー搭載位置の最適化やリヤクオーターガラスの拡大、後方の可視範囲を広げるデジタルインナーミラーの初採用で、ドライバーの視認性を向上。

 

さらに、6:4分割可倒式リヤシートの採用やクラストップのラゲージスペース確保など、使い勝手の良い荷室空間を実現した。

 

 

<走破性と燃費性能>

 

走りと乗り心地に関するコンセプトを「Confident&Natural」とし、路面を選ばない安定性(Confident)とドライバーの意のままの操舵性(Natural)の実現を目指した。

 

TNGAに基づくプラットフォームの採用で、ボディの高剛性化、低重心化、リヤサスペンションの最適チューニングのほか、燃料タンク位置見直しなど、クルマのパッケージ全体を一新。操縦安定性と乗り心地を大幅に向上したとしている。

 

パワートレーンには、TNGAによる直列4気筒直噴エンジン「Dynamic Force Engine(2.5L)」、8速トランスミッション「Direct Shift-8AT」、2.5Lハイブリッドシステム(THSⅡ)を設定。

 

エンジンの高トルク化により、アクセル踏み込み時のレスポンスや加速性能を大幅に向上させたほか、燃焼効率の向上およびトランスミッションの高効率化により、優れた動力性能と低燃費を両立させたと云う。

 

ガソリン車の上級グレードには、新開発の4WDシステム「ダイナミックトルクベクタリングAWD」をトヨタで初めて採用。

 

前後および後輪の左右駆動力を最適に制御する「トルクベクタリング機構」を搭載することで、コーナリングや悪路走行時においても優れた操縦安定性とトラクション性能を発揮するとしている。

 

また、2WD走行時には後輪に動力を伝達する駆動系の回転を停止させて燃費向上を図る「ディスコネクト機構」を搭載。

ハイブリッド車には、「新型E-Four」をトヨタ車で初めて採用し、電気で駆動する後輪の最大トルクを従来型の1.3倍に増加、走行状態に応じて適切に後輪にトルクを配分する新制御を採り入れた。

 

 

<予防安全システムと、先進マルチメディア機能>

 

新型RAV4では、第2世代の予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」を全車に標準装備し、予防安全性能を高めた。

 

Toyota Safety Senseには、車両に加え、歩行者検知(昼間・夜間)・自転車検知(昼間)により衝突回避支援または被害軽減を図る「プリクラッシュセーフティ」、前方車両の追従走行を支援する「レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付き)」、レーダークルーズコントロール作動時に車線維持に必要な運転操作を支援する「レーントレーシングアシスト(LTA)」、車線逸脱による事故予防に貢献するステアリング制御機能付きの「レーンディパーチャーアラート(LDA)」、夜間の前方視界確保を支援する「オートマチックハイビーム(AHB)」、カメラで認識した道路標識をマルチインフォメーションディスプレイに表示することで道路標識の見落としを減らし、安全運転を促す「ロードサインアシスト(RSA)」などが含まれている。

 

また、米国で展開しているマルチメディアシステム「Entune 3.0 Audio」を標準搭載し、米Verizon社のWi-FiのHotspot、音声サービスの「Alexa」を利用可能とするAmazon Alexa、iPhoneの機能を車載ディスプレイで操作できるApple CarPlayなどが利用できる。

 

※1 :正式名称「2018 New York International Auto Show」
3月28日(水)~29日(木)プレスデー、3月30日(金)~4月8日(日)一般公開日
※2 )TNGA:トヨタが全社を挙げて取り組む、クルマづくりの構造改革。機能横断的・一体的な開発を進めることで、効率的かつ効果的に、クルマの基本性能や商品力の飛躍的向上を目指す

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域の取材活動を経て同社出版局へ。コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に環境&リサイクル紙、車両ケア&整備ビジネス専門誌等の創刊誌編集長を歴任。独立後は一般誌、Web媒体上でジャーナリスト活動を重ね30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。