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2023年11月29日【新型車】

トヨタ、ランドクルーザー70を発売

坂上 賢治

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AX

 

トヨタ自動車は11月29日、ランドクルーザー70を発売した。そんなランドクルーザーシリーズは1951年8月1日にトヨタBJ型として登場。今年で72周年を迎えている。

 

 

なかでも70シリーズについてトヨタは、およそ40年間(70は1984年に誕生した)に亘って世界中「どこへでも行き、生きて帰ってこられるクルマ」として信頼性・耐久性・悪路走破性を進化させながら約170の国と地域で累計1,130万台(LEXUS LX、GXを含む)が人々の命や暮らしを支えてきたと謳っている。

 

なお、この新たな70の月販基準台数は400台/月。生産工場はトヨタ車体・吉原工場。価格はAXの3ナンバー車で¥4,800,000-。

 

 

オマーンの漁村

 

集団予防接種のため筏に乗り込む(画像提供 : 国境なき医師団)

 

届いたワクチンを荷下ろしする様子(ニジェール)

 

コスタリカの農場

 

そんなランドクルーザー70は本格的なオフロード設計、強靭なフレーム、高い基本性能、シンプルなパーツ構造を武器に人々の生活を支えてきたが今回、顧客の暮らしと地域社会を支え続けるために進化させたという。

 

まずパワーユニットは、最高出力150kW(204PS)、最大トルク500N・m(51kgf・m)と力強い動力性能と低燃費を両立する2.8L直噴ターボディーゼルエンジンを採用。

 

 

強靭さを誇る伝統のラダーフレームや、悪路走破に欠かせない電動デフロックなどの装備に加え、ビークルスタビリティコントロール(VSC)、アクティブトラクションコントロール(A-TRC)、ヒルスタートアシストコントロール(HAC)、ダウンヒルアシストコントロール(DAC)といった駆動力、制動力制御システムを採用しつつ高い操縦安定性を実現させている。

 

 

また快適な乗り心地をさらに追求するサスペンションの改良、スムーズな運転・操作性へのニーズに応えるため、6速オートマチックトランスミッションを採用。優れたオフロード走破性を維持しながら、オンロードでの乗り心地を向上させた。

 

 

また外装は水平・垂直基調とし、道具としての機能性を訴求する70らしいシルエットを継承。その一方で、時代性を捉えて細部をアップデートした。特に内装はオフロード走行に配慮した機能的レイアウトを継承しつつ、シンプルな操作性、多様化する用途に対応。上質感のある素材も採用してオーナーを満たす室内空間を創出した。

 

なお安全安心にも配慮し、バックモニターやToyota Safety Senseを採用。Toyota Safety Senseには、新採用のプリクラッシュセーフティ、コンライト、ドライブスタートコントロールなどが含まれて、オフロード走行以外での安全安心にも配慮している。

 

 

また最後にランドクルーザー70は、サブスクリプションサービス「KINTOでも、月々45,760円から取り扱う。

 

 

主要諸元
全長(mm) :4,890
全幅(mm) :1,870
全高(mm) :1,920
ホイールベース(mm):2,730
車両重量(kg) :2,300
エンジン型式 :1GD-FTV
駆動方式 :4輪駆動(パートタイム4WDシステム)
トランスミッション :フレックスロックアップ式スーパーインテリジェント6速オートマチック(6 Super ECT)
最高出力(kW[PS]) :150[204]
最大トルク(N・m[kgf・m]) :500[51]
乗車定員(人) :5
燃料タンク容量(L) :130

 

メーカー希望小売価格(消費税込み)
グレード/登録/価格
AX /3ナンバー/4,800,000円

 

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

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1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

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1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

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1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

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株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

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1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。