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2018年6月29日【自動車・販売】

UDトラックス、パキスタンに大型トラック「クエスター」を導入

NEXT MOBILITY編集部

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UDトラックスは、パキスタンで、新興国市場向けの大型トラック「クエスター(Quester)」の販売を開始する。

 

輸送需要の拡大と、近代的な輸送方式への転換期を迎えているパキスタン市場への「クエスター」導入で、販売の拡大を目指す。

UDトラックス・ロゴ

2億人以上の人口と豊富な若年層を有し、経済的な潜在性が高いとされるパキスタンでは、中国が一帯一路政策の要として推進している中国・パキスタン経済回廊(CPEC)プロジェクトに伴う内需拡大とインフラ整備により、さらなる輸送需要の拡大が見込まれていると云う。

 

また、インフラ整備や外資系企業の参入で、低速度で大量の貨物を運搬する従来の輸送方式から、高速かつ効率的に、そして安全に輸送する近代的な方式への転換が進行。

 

それに伴い、トラックへの市場のニーズも変化。耐久性能や積載性能に加え、燃費性能や動力性能、そして安全性能が求められ始めていると云う。

 

今回、UDトラックスがパキスタンに導入する「クエスター」は、高馬力車の需要が見込まれる石油製品輸送業者をターゲットに、6×4トラクター(後輪2軸駆動)、6×2トラクター(後輪1軸駆動)、6×4リジット(単車)の3モデル。

 

安全性能に加え、GH11エンジン搭載で370馬力の高出力を実現した同車の導入で、同国のエネルギー輸送需要の獲得を目指すとしている。

 

「クエスター」は、バンコクのUDトラックスの工場で生産され、新たに契約を結んだVPL社(VPL)が輸入・卸売りを担い、同社が有するカラチ、イスラマバード、ラホールの3つの販売・サービス拠点などを通じて販売。今後順次販売・サービス網を拡大していくとのことだ。

 

 

「クエスター」のパキスタン導入に際し、UDトラックス中東・北東部アフリカ地域担当セールスダイレクターの横藤田宏 氏は、以下のようにコメントしている。

 

「パキスタンでは、低出力車で多くの荷物を積み込み、長時間かけて運搬する従来の輸送方式から、燃費の良い高出力の大型車による効率性・生産性を重視した輸送方式へと移行してきています。今回、導入される『クエスター』はまさに新しい輸送方式にフィットするトラックです。エネルギー輸送に限らず近代的な輸送を目指すお客様のニーズに幅広く対応したいと考えており、同国の旺盛な建設需要を見据え、今後6×4、8×4ダンプを導入する予定です」

 

 

■UD Trucks Quester(英語):https://www.udtrucks.com/en-int/trucks/quester

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。