英アーム社(Arm/本社:英国ケンブリッジ)は2月8日、横浜の日本法人を介して2022の会計年度第3四半期の業績を公開した。
その他の目立った成績は、総売上高が前年同期比28パーセント増の7億4600万米ドル。アームパートナーのベースチップ出荷数が、過去最高の80億個。製品としての累計チップの出荷数は2500億個に到達。
オートモーティブ、クライアント( コンシューマー機器 )、インフラストラクチャ、IoTの全てのターゲット市場に於いて増収を達成。これらの分野で2桁もしくは3桁パーセントの増収を記録。主要顧客4社( 自動車メーカー、クラウドサービスプロバイダー、大手マイクロコントローラーメーカー、家電向け半導体ベンダー )との新規の戦略的長期契約が寄与。
ロイヤルティ収入は、4億4600億米ドル( 前年同期比12パーセント増 )。調整後EBITDAは4億5000万米ドル、調整後EBITDAマージンは50パーセント超。ライセンス収入は3億米ドル( 前年同期比65パーセント増 )というもの。
アーム社のレネ・ハース( Rene Haas )最高経営責任者(CEO)は「アームのCEOとしての1年目が終わろうとしている今、コンピューティングの未来を形作る上での私たちのチーム、パートナー、そしてエコシステムの素晴らしい貢献に対して深く感謝しています。
すでに4分の1兆個のアームベースチップが世界の変革に寄与していますが、私たちはさらに大きなインパクトを与え、再び世界を変えるための態勢を整えています。
世界のデータセンター、IoTシステム、自動車、次世代コンシューマー機器では、ますます電力効率の高いコンピューティング能力が必要とされており、アームテクノロジーとイノベーションに対する長期的な需要が高まっています。
この好調な業績は、アームで未来を築くための、社内のあらゆるチームによるハードワークと継続的な努力の証といえます」と語った。