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2024年4月24日【事業資源】

ユビ電にeNFCが合流、スマートエネルギーの未来を切り拓く

坂上 賢治

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EV充電サービス「WeCharge(ウィーチャージ)」を展開するユビ電は4月24日、スマートエネルギー分野での革新的な一歩として、先進認証技術を持つeNFCがユビ電に合流したことを明らかにした。この合流により、WeChargeのサービス向上と電気の未来の実現に向けてこれまで以上に力強く取り組んでいくと述べた。

そんなWeChargeによると、eNFCの先進的な認証技術は、ユビ電が目指す電気の未来に不可欠なイノベーションだという。同認証技術をWeChargeサービスに統合することにより、セキュリティとユーザーフレンドリーな操作感の両立を実現される。eNFCの合流はシームレスでインテリジェントなエネルギーソリューションの提供を可能とし、顧客に対して更なる充電体験の向上を約束するとした。

 

eNFC開発者の和城賢典氏のプロフィールは以下の通り

 

京都大学理学部卒(1997年)。京都大学大学院理学研究科修士(1999年)。古河電気工業株式会社、ソニー株式会社を経て、2015年に株式会社eNFCを設立、代表取締役に就任。2021年からNTT宇宙環境エネルギー研究所、主幹研究員。独自のアンテナ、高周波技術の研究開発に25年従事した。

 

ソニー株式会社では、近接無線転送技術TransferJetの開発によりSony MVPを受賞。株式会社eNFCでは電界をもちいた認証、電子マネーの決済技術を発表してInnovation Leaders Summitのグランプリを獲得。今回の合流に伴い、ユビ電株式会社は新たにeNFC研究所(所長:和城賢典)を2024年4月に設立した。

 

今回の合流について和城賢典氏は、「呼吸をするように、いつでもどこでも当たり前のように電気を使える仕組みを作りたいと思っていました。若くて活気あふれるユビ電でその夢に挑戦できることにとてもワクワクしています。

 

環境負荷ゼロを目指すことは私たちの世代の務めですが、そのために生活の便利さの追及をあきらめてしまうことなく、電気の利用を無駄なく効率化することで持続可能でスマートな社会を実現いたします」と述べた。

 

対してユビ電の山口典男代表取締役社長は、「SONY時代からの和城氏を存じております。先進的な独自の技術で株式会社eNFCを設立、経営されてきたことに敬意を表すると共に、今回合流させていただくことで、ユビ電で一緒に電気の未来を描き、かつ実現できることを大変うれしく思います。

 

ユビ電が持つ未来構想を実現するキーテクノロジーとして今後は共に邁進していく所存です。ユビ電は、EV充電をより快適に、より便利にご利用いただけるよう、引き続きサービスの向上・改善をしてまいります」と話している。

 

ユビ電株式会社の会社概要
代表者:代表取締役社長 山口 典男
設立年月日:2019年4月19日
本社所在地:東京都港区三田一丁目1番14号 Bizflex麻布十番4階
主要事業:電気自動車充電サービス「WeCharge」の管理・運営
コーポレートサイト:https://www.ubiden.com/
WeCharge:https://www.wecharge.com/

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

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1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。