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2024年5月20日【事業資源】

プラゴ、ブーストキャピタルから資金調達を実施

坂上 賢治

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充電器施設のネットワーク拡大を目指すプラゴは5月20日、ブーストキャピタル1号投資事業有限責任組合(運営 ブーストキャピタル株式会社)を引受先とするJ-KISS型新株予約権発行による資金調達を実施した。今回の資金調達は、2024年1月に小澤 隆生氏、堀 新一郎氏、高橋 健太氏が設立したブーストキャピタルによる初の投資先企業の内の1社となる。

 

投資先のプラゴは、EVユーザーに自分らしい“充電習慣”をもたらすことにより広くEV選択が進むことを目指した“体験”・“場所”・“接点”に着眼したEV充電サービス事業を展開している。

 

具体的には、商業施設などEVユーザーの生活や移動の動線上に於ける充電ステーションを提供する「場所の充実」、充電前から充電後までの体験をシームレスに繋ぐEV充電アプリ「Myプラゴ」の提供による「体験の充実」を進めている。

 

その他、EV充電ビジネスを検討・展開する企業に対する充電サービスの立ち上げ・運用の支援やEV充電に関わる技術の共同開発等を行うクラウドソリューションの提供による「接点の充実」にも注力している。

 

今回の資金調達は、多くのパートナー企業との協業により、EV充電のユーザビリティ向上、EV充電ビジネスの興隆を目指す中、ブーストキャピタル社の賛同を得ることになったという。

 

そんなブーストキャピタルによる初の投資先企業の内の1社となったことについてプラゴの大川直樹 代表取締役CEOは、「著名な起業家であられる小澤様、堀様、高橋様により新設されたブーストキャピタル社による第一号投資先として、出資頂いたことを大変光栄に思っております。

 

現在、EV普及に不可欠な充電設備の拡大を急速に進めていますが、国内の設置目標に達するには、充電器の設置に携わる事業者全体で数千億円規模のインフラ投資を要すると目されます。

 

しかしながら、補助金等による公共投資で設置数を増やすことができても、多くのEVユーザーに実際に利用され続けなければ経済的に自立したインフラとなることができません。

 

小澤様をはじめブーストキャピタル社からは、これらの課題にEVユーザー視点、関連産業視点で取り組む私たちの活動に賛同を頂き、更にはモビリティの進化に寄与する新たな技術開発へも期待も頂いております。このご期待に応え、新しい体験価値の社会実装を推進できるよう事業をますますブーストしてまいります」と話している。

 

株式会社プラゴ
・所在地 :東京都品川区北品川5丁目5-15 大崎ブライトコア12F
・代表者 :代表取締役CEO 大川 直樹
・設立 :2018年7月18日
・URL :https://plugo.co.jp/

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

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1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。