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2024年2月16日【企業・経営】

ライドシェアのニューモ、メルカリ等から15億円の資金調達

坂上 賢治

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グリーで取締役CFO・事業統括本部長を歴任。メルカリで執行役SVP Japan Region、MarketplaceCEOとして日本事業を統括した青柳直樹氏が代表を務めるnewmo( ニューモ )株式会社は2月16日、シードラウンドに於いて、約15億円の資金調達を実施する( ※契約締結を完了し2月末までに払込完了予定 )。

 

今シードラウンドでの資金調達は、代表者の古巣であるメルカリを筆頭に、国内大手ベンチャーキャピタル12社を含む、合計14社と個人投資家を引受先とした第三者割当増資となった。

先の弊誌掲載記事にもあるが、newmoは〝利用者視点に立ったサステナブルな地域交通〟の実現に向けて2024年1月に設立したばかり。

 

newmoでは、「今回の資金調達では、国内大手ベンチャーキャピタル12社を含む、合計14社および個人投資家を引受先とした第三者割当増資により、約15億円を調達致します。

 

今回調達した資金を基に、ライドシェアサービスの提供に向けた顧客向け・ドライバー向けのアプリ開発および運行管理システムの開発を推進すると共に、タクシー事業者への資本参加を通じ、様々な形での地域交通の課題解決を目指しています。

 

そんな我々の考えるライドシェアサービスとは、利用者が安心・安全・快適に利用できるユーザー体験(UX)と、ドライバーが空き時間を活用して柔軟に働くことができる仕組みわ掛け合わせたものです。

 

そうしたサービスにより、地域や生活者にとって本当に価値ある移動手段を提供することで多様で自由な移動手段を提供。その結果、地域経済のみならず、日本経済全体の更なる活性化を実現させていきます」と話している。

 

投資家一覧(敬称略)

 

事業会社
・株式会社メルカリ
・株式会社みちのりホールディングス

 

ベンチャーキャピタル(アルファベット順)
・ANRI
・B Dash Ventures
・Coral Capital
・DCM Ventures
・Eight Roads Ventures Japan
・Globis Capital Partners
・Headline Asia
・HIRAC FUND
・Incubate Fund
・W fund
・慶應イノベーション・イニシアティブ(KII)
・ジャフコ グループ
※他、個人投資家

 

なお同社は、来る3月7日(木)、報道関係者の皆様を対象に「newmo事業戦略発表会」を開催する。当日は、newmo代表取締役の青柳直樹氏からnewmoの設立背景や今後の戦略について説明するという。なお当日の様子はオンラインでも配信される。閲覧手段は、newmo公式Xアカウント( https://twitter.com/newmohq )を介して案内する予定という。

 

 

newmo会社概要
法人名:newmo株式会社
代表 :青柳直樹
設立 :2024年1月4日
所在地 :東京都港区虎ノ門5丁目9番1号 麻布台ヒルズガーデンプラザB 4階
事業概要:ライドシェアサービスの運営など(予定)
WEBサイト:https://newmo.me/

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。