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2024年4月12日【事業資源】

スバル、「DBJ環境格付」融資契約を締結

坂上 賢治

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DBJ環境格付ロゴマーク

 

SUBARUは4月12日、日本政策投資銀行(DBJ)が実施する「DBJ環境格付」にて、「環境への配慮に対する取り組みが特に先進的」という最高ランクの格付を取得。同格付に基づく融資契約を締結した。

 

「DBJ環境格付」融資は、DBJが開発したスクリーニングシステム(格付システム)により企業の環境経営度を評点化し、優れた企業を選定するという世界で初めての融資メニュー。今回の格付では、SUBARUの以下の取り組みが高く評価された。

 

(1)環境課題に関する2050年の長期目標及びマイルストーンとして設定した環境アクションプラン2030のもと、環境負荷データの分析結果も踏まえながらその低減に向けた長期的な設備投資計画を策定するとともに、国内外の連結子会社も加わった一体的な環境マネジメント体制にて負荷低減施策の好事例を双方向で共有し合う等、事業活動における環境負荷低減に精励している点

 

(2)将来の外部環境変化の多角的な分析のもと、電気自動車の販売比率や自動車のWell-to-WheelでのCO2排出量削減にかかる長期目標を掲げるとともに、その実現に向けたロードマップを策定・提示しながら、他社とのパートナーシップも活用して、電気自動車の開発や生産・販売拡大に向けた取り組みを推進している点

 

(3)必要に応じ二次サプライヤーも含めてサプライヤーのCSRに関する取り組み状況を調査・評価しているほか、人権デュー・ディリジェンスを実施し対応策を策定・実践するとともに、動植物由来原材料の生態系への影響調査や新型車に使用するプラスチックのリサイクル素材比率の長期目標設定等の自然資本配慮・資源循環施策を推進する等、サプライチェーンの持続可能性に多面的に配慮している点

 

SUBARUでは、「ありたい姿として〝笑顔をつくる会社〟を掲げています。その実現に向け、CSR重点6領域〝人を中心とした自動車文化〟〝共感・共生〟〝安心〟〝ダイバーシティ〟〝環境〟〝コンプライアンス〟の考え方を定め、お客さまをはじめとするステークホルダーの皆さまに〝安心と愉しさ〟を提供することを目指しています。SUBARUは、これからも持続的な成長を目指すとともに、愉しく持続可能な社会の実現に貢献していきます」と話している。

 

<契約の概要>
契約金額:100億円
契約締結日:2024年3月29日
実行日:2024年3月29日

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

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経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。