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2024年4月1日【事業資源】

東京海上日動、修理工場マッチングサービスの提供を開始

坂上 賢治

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東京海上日動火災保険は3月29日、顧客起点の業務運営に根差した透明性の高い保険金支払いの仕組みを実現するため、現行の指定工場制度(自動車事故の際に修理先を決めていない顧客へ、自が定める選定基準で修理工場の紹介を行う制度)を廃止。7月1日より「修理工場マッチングサービス」の提供を開始する。

 

ちなみにこれまで、東京海上日動火災保険では保険契約済みの顧客が、自動車事故に遭遇した際、自社の定めた基準に沿う修理工場を紹介して高品質な車両修理に取り組んできた。

 

しかし同社が指定工場としていたビッグモーター社で、多数の保険金不正請求が発生し、多くの顧客が被害を受けた。そこで東京海上日動火災保険は、保険金不正請求防止に向けた体制強化を図ると共に、修理工場を顧客へ紹介するプロセスの不透明さを解消するべく、修理工場を顧客自身で選ぶ「修理工場マッチングサービス」の提供を10月1日より開始する。

 

そのために修理工場の情報をデジタルプラットフォームに集約。顧客が Web上で修理工場を確認できるようにして、入庫先を選び易い環境整備を行っていく。

 

デジタルプラットフォームのサイトイメージ

 

デジタルプラットフォームの機能は以下の通り

 

・修理工場の検索
都道府県検索・現在地検索の他、入庫希望日による検索が可能。

 

・工場特性の表示
事故車両の引取り・納車や代車の提供有無、引取り可能なエリア・時間帯、工場設備等の情報を表示する。

 

・入庫予約機能
修理を希望する工場への入庫リクエストが可能。

 

更に将来的に拡充を検討していく機能は以下の通り

 

・工場特性を工場検索時の条件に追加し、検索機能の充実化を図る。

 

・プラットフォーム経由で修理工場を選定し、修理サービスを受けた顧客向けにアンケートを送付。回答内容を同プラットフォーム上で匿名開示する共に、工場検索時に設定できる条件の一部とする。

 

・修理途中の顧客車両の写真掲載を可能とすることに加え、修理経過等の情報をリアルタイムで表示できる仕組みを構築して、いつでも確認できるようにする。

最後に東京海上日動火災保険では、「今後も、お客様にお届けする品質・サービスの価値を高めるべく、修理工場との強いパートナーシップを構築し、お客様がより安心してお車の修理をお任せできるよう取り組んでまいります」と話している。

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。