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2024年2月26日【IoT】

アクセス、EVを電源として活用する法人パッケージを提供

坂上 賢治

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ACCESSは2月26日、「電気自動車がスマートグリッドの一部になる未来」を見据え、EVを電源として活用する法人パッケージを提供する。これは、エネルギーマネジメント(エネマネ)サービスに必要なソリューションを提供する「POWERGs®(パワージーズ)脱炭素デジタルパック」に「POWERGs® 脱炭素デジタルパック for EVグリッド」を追加。エネマネ事業者や法人需要家、電気自動車(EV)関連企業向けのソリューションとなる。

 

より具体的には、建物の電力網にEV用電池をつなげ、平時の際のEVへの充電だけでなく、有事の際にEVを電源として利用することで、施設のレジリエンス機能を強化できる。地震等の災害時に施設内のエレベータや、防災設備等の電力系統がダウンした際、駐車中のEVより放電し電力を供給することで、早期の停電復旧が可能になる。

 

「POWERGs 脱炭素デジタルパック for EVグリッド」の仕組み

 

今回、追加投入される「POWERGs 脱炭素デジタルパック」自体は、ACCESSの電力データ収集プラットフォーム「POWERGs®」に加え、蓄電池最適制御、VPP(仮想発電所)、EV充放電器、スマート分電盤、電力計測装置といった機器から、コンサル/システム統合、バックオフィス運用まで、エネマネサービスに必要なソリューションをパッケージ化したもの。

 

これらの機能は、全ての機器間の相互運用性が確保されているので、エネマネ事業者は導入後、スムーズに自社ブランドのサービスとして運用開始することができる。なおこのパッケージには運用後のサポートサービスも用意されている。

 

この「POWERGs 脱炭素デジタルパック」を追加導入した理由は、日本政府が2050年までにカーボンニュートラルを目指し、GX(グリーントランスフォーメーション)推進法を可決する等の取り組みを推進しているため。

 

その一方で、日本国内に於ける脱炭素を標榜する事業者からは、「どのようにデジタル化すれば良いかわからない」「できるだけトータルコストを安くしたいが幾らかかるかわからない」という声が挙がっていた。そこでACCESSは、国内企業との協業の下、同ソリューションの提供を決めた。

 

なお2024年2月28日(水)~3月1日(金)に東京ビッグサイトにて開催される「第15回 国際スマートグリッド展」(ブース:東5ホール E41-36)に出展し、当該ソリューションを紹介する。

 

出展概要
・日時:2024年2月28日(水)~3月1日(金)
10:00~18:00(最終日は17:00まで)
・会場:東京ビッグサイト
・ブース:東4ホール E41-36

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

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経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

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1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。