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2023年2月1日【人事】

ベントレー、新デザインディレクターにシュールマン氏

坂上 賢治

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ベントレーモーターズは、トビアス・シュールマン氏を2月1日付でデザイン部門の新ディレクターとして任命した。なお前任者のアンドレアス・ミント氏は、新たにフォルクスワーゲンに於いてデザイン部門の責任者となる。

 

自動車デザインの分野で20年のキャリアを持つ新ディレクターのシュールマン氏は、マクラーレン、アストンマーティン、ブガッティを経て2005年からフォルクスワーゲンのポツダムデザインセンターでデザイン部門のシニア・ポジションを務めた。

 

その後の2007年にウォルフスブルグのフォルクスワーゲンデザインへ移籍。パサート、アルテオン、トゥアレグの他、様々なショーカーのデザインに携わった後の2021年10月、ベントレーのエクステリアデザインの責任者の重責を経て今回、デザイン部門の新たなディレクターに就任した。

 

 

直近でそんなシュールマン氏は、アンドレアス・ミントの指揮の下、ベントレー〝バトゥール〟のデザインに貢献。バトゥールは、ベントレーに於けるデザイン革命の始まりを体現しており、ベントレーの未来のBEVモデルの指針となる新しいデザインDNAを示しているという。

 

なおこれ以降のシュールマン氏は、ベントレー開発担当役員のマティアス・ラーベ博士の直属の部下となる。ラーベ博士は、シュールマン氏について「トビアスは、2021年に入社して以来、非常に重要かつポジティブな影響を与えてくれています。

 

彼が入社した時期は、2030年迄に完全な電動化を実現するために邁進している当社にとって重要かつエキサイティングな時期であり、それは今でも変わりません。

 

高級自動車業界での経験が豊富で、ベントレーブランドとフォルクスワーゲングループを深く理解している彼の就任は、持続可能な高級モビリティのリーダーになるという私たちの将来の目標を達成するために最適であると思っています。

 

私たちは、ベントレーの今後の製品デザインに大きな影響を与えてくれたアンドレアスに感謝すると共に、トビアスが新たに加わってくれることをうれしく思っています。アンドレアスとトビアスはこれからそれぞれの新しいキャリアで成功を収めてくれる事でしょう。

 

英国クルーにあるベントレー本社で働くシュールマン氏は、約50名のデザインエキスパートのチームを率い、現在およびこれからのベントレーのラインナップ、コンセプトカー、ショーカーの、エクステリアやインテリア、カラー、トリムのデザインを決めるに責任を持つことになります」と述べた。

 

 

一方、デザイン部門の責任者となる事についてシュールマン氏は「現在、ベントレーではデザインランゲージの再構築を進めています。

 

私の同僚全員と密接に協力しながら、これを主導する責任を負うという事は、とても名誉なことだと感じています。

 

また、私たちが共にベントレーを新しい方向へと導き、現代のベントレーをインスピレーションに溢れ調和に満ちた最高の車にしていく事を楽しみにしています」と話している。

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

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1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

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(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

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1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

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株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。