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2023年10月17日【エコノミー】

DOKE、駐車場が必要ない自動車の開発に取り組む

坂上 賢治

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DOKE(所在地:大阪市淀川区、代表取締役社長CEO:平松 建一)は10月17日、スーツケースサイズまで折りたたんで持ち運べる折り畳み式電気自動車〝Jo-Car(ジョーカー)〟について2023年10月より本格的な開発を開始した。

 

同社では、まずは1人乗りの折り畳み式電気自動車の試作品を年内に完成させ、様々なテストの後に2024年中には商品化を目指して取り組んでいき、将来的には2人乗り、4人乗りの折り畳み式電気自動車の開発を検討しているという。

 

 

そんなDOKEが、折り畳み式電気自動車の開発したのは、日々の生活の中で“移動する”という行為が人の基本的な動作の一環であること。

 

また今や公共交通機関や自動車、自転車など、様々な移動手段があるが、その中でも、「普通自動車」に目を向けると、環境に配慮したEVや取り回しやすいコンパクトカーなど需要が高まっていることがある。

 

そうしたなかコンパクトカーは、確かに普通自動車と比べると「コンパクト」ではあるが、真に人々が求めている理想は、環境に優しく〝コンパクトにできる車〟なのではないかと考え、ジョーカーの開発に至ったという。

 

 

DOKEでは、「車自体をコンパクトにすることができれば、駐車場も必要なく、利用者に更に便利で快適な移動手段を提供できて、日本ではなく、世界でも利用ができる商品になると確信しています。

 

現代のコンパクトカーは、従来の車よりも全長・全幅・全高・排気量を抑えた設計になっていますが、それでも一定の大きさとなっており、必ず、駐車場を必要とします。

 

一方、ジョーカーは「コンパクトにできる車」として、スーツケースサイズまで折りたたみ、またスーツケースのように車輪がついているため、床を引いて運ぶことができます。

 

 

また乗車時は、簡単に展開できる構造を考えており、気軽に乗ることができます。重さについては、約30kg程度の重量になるように努めており、家に持ち運んで、室内で保管ができます。

 

しかも家に置いている間は、家庭用の電気で充電ができた上で、価格については、今の世の中に出回っているコンパクトカーの半分以下になることを想定しており、このジョーカーが社会に浸透することで、今までにない、新しい価値観が生まれて、さらなる有効活用をすることができると考えています」と話している。

 

また更に、「当社が今後の事業拡大に向けて、現在、不足しているものとしては、人材、経営、資金のリソースがあります。そこで、色々と経験が豊富なベンチャーキャピタルや投資家などのパートナーを募集しており、よりスピードを上げて、製品を世に出したいと考えています。

 

一緒に創り上げてくれる仲間も募集しておりますので、少しでも、この事業に興味をお持ち頂きましたら、是非、お問い合わせ下さい」とも語っている。

 

 

製品概要
製品名:Jo-Car(ジョーカー)
サイズ:現在、調整中
重さ: 約30kg程度
販売価格:現在、世の中に出回っているコンパクトカーの半分以下を想定
販売ルート:インターネットを利用した通信販売
       ※今後については、更なる販売ルートが増える可能性がある。

 

企業概要

商号:株式会社DOKE
代表者:代表取締役社長CEO 平松 建一
所在地:〒530-0004 大阪府大阪市淀川区西宮原1-8-10 Vianode SHIN-OSAKA 3F
設立:平成24年10月
事業内容:・コンピュータシステム、ソフトウェアの企画、開発
     ・自社オリジナル商品の企画、開発
資本金:800万円

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

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経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

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1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。