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2019年3月6日【エネルギー】

ボッシュ、渋谷区に電動工具を寄贈。落書き消し目的

NEXT MOBILITY編集部

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独・ロバート・ボッシュGmbHの日本法人ボッシュは、3月6日、渋谷区の長年の地域課題である落書きによる景観問題の解決のため、渋谷区に落書きを消すための高圧洗浄機やコードレスディスクグラインダーなど電動工具29点を寄贈したことを発表した。

 

寄贈した電動工具は、東京中心部で落書きによる景観問題の解決に行政とともに取り組む任意団体Clean&Artなどが渋谷区で活動をする際に貸し出される。

 

 

今回の取り組みは、同社が2017年に渋谷区と相互協力のもと地域社会の課題解決に取り組む包括連携協定、「シブヤ・ソーシャル・アクションパートナー協定(S-SAP協定)」を締結したことによるもの。

 

 

同社によると、今回活動の対象となった渋谷区の落書きは、近年増加傾向にあり、落書きが放置されることで、その周辺が「手入れがされていない区域」と認識され、たばこの吸い殻やごみのポイ捨てを誘発し、景観を汚す悪循環を招くことを防ぐのが目的という。

 

 

また、今回の電動工具を寄贈するアイデアは、「渋谷をつなげる30人」(主催:㈱フューチャーセッションズ 協賛:渋谷区)が発案。これは、渋谷区の企業・行政・NPO市民の30人が連携して、落書きのような渋谷区が抱える社会課題の解決策を立案・実行するまちづくりプロジェクトのことだ。

 

 

なお、1月23日には、東京都内で落書き消し活動を行う団体Clean&Art主催の活動に同社社員等も参加。

当日は、ボランティアの同社社員の他、電動工具事業部のトレーナーも参加し、電動工具の安全な使用方法を指導するといった活動も行っている。

 

 

今回の協定事業について、渋谷区の長谷部健区長は

 

「落書きはかねてより渋谷の課題で違法です。今回、電動工具を渋谷区に寄贈いただき、美化活動に携わる方々への貸し出しが可能となり、心強く思っています」

 

とコメント。

 

 

また、同社 電動工具事業の高橋俊輔部長は、

 

「弊社が日本法人の本社を構える渋谷区の課題に対して、電動工具を寄贈するだけでなく、区の職員、任意団体など様々なステークホルダーと連携して地域に貢献できる事に意義があると感じています。今後も地域のニーズに合った貢献をしていきたいと思います」

 

と述べ、渋谷区へのさらなる貢献を行う意向などを語っている。

 

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。