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2023年7月5日【シェアリング】

日本カーシェアリング協会、自治体との更なる連携を加速

坂上 賢治

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被災地への車の無償貸出支援を行う一般社団法人日本カーシェアリング協会(東日本大震災を切っ掛けに設立された)は7月5日、富山県と先の6月30日に「災害時における被災者等の移動手段の確保に関する協定」を締結したと発表した。

 

この協定により、協会が災害時の支援連携に関する協定を締結した都道府県は10自治体となった。

 

全国で頻発する自然災害での被災地では、突如、車が水没して生活に不自由さを抱える被災者が発生しているため、協会では、より迅速な支援を実施するための体制を築くべく自治体と支援連携に関する協定の締結を進めている。

 

協会では「災害時に車を失った被災者の多くは通勤・買い物・片付け等、日常生活や再建の歩みに支障をきたします。その状況に対し、協会では東日本大震災後に起こった19の災害で2,500件以上の車の無償貸出支援を行ってまいりました。

 

ただ支援活動を行うなかで〝車を駐車し手続きを行うための場所を確保すること〟、〝被災された方々へ支援情報を伝えること〟が協会独自では難しい課題がありました。

 

そこで各自治体と協定を締結し、その2点の課題について協力を得て支援活動を行うことでより迅速でより大きな支援を実現するために、各自治体との協定締結を推進しています。

 

これからも都道府県をはじめとする自治体との連携を広げ、災害時に車で困らない社会の実現に向けて取組を進めてまいります」と話している。

 

主な協定内容(自治体によって協定内容に若干の違いあり)
目的:災害が発生した場合における県内の被災者等の円滑な移動手段の確保に関し、役割分担の明確化を図り、被災者等に対する支援体制を構築することを目的とする

 

連携事項:

(1)協会は都道府県の要請を受けた際には、県内の被災者等に対する自動車の無償貸与事業を可能な範囲で実施する。
(2)都道府県は市町村と連携し、自動車の無償貸与事業の実施場所の確保に努める。
(3)都道府県と協会は、被災者等に対する自動車の無償貸与事業の周知をするなど、市町村等と円滑に連携するよう努める。

 

これまで協定を締結した自治体(都道府県)
2019年1月:岡山県
2020年5月:佐賀県
2021年2月:熊本県
2022年6月:宮城県/7月:岩手県/9月:福島県
2023年1月:栃木県/3月:新潟県/5月:青森県/6月:富山県
※市町村単位では石巻市、栃木市、人吉市、豊田市と同様の協定を締結。
※岡山県・熊本県・岩手県は、自動車販売会社の業界団体を含めた連携協定。
※佐賀県は、災害支援における連携を含む進出協定。

 

連携を加速するためのクラウドファンディングに挑戦中
期間:6月28日(水)から9月26日(火)までの90日間
目標金額:300万円
災害リスクが高まる今、被災時に車を無償で借りられる仕組みを全国へ

 

 

団体名:一般社団法人日本カーシェアリング協会

代表者:代表理事 吉澤武彦
本部住所:宮城県石巻市駅前北通り1丁目5‐23
電話:0225-22-1453 メール:info@japan-csa.org FAX:0225-24-8601
九州支部:佐賀県武雄市東川登町大字永野6766-1
栃木支部:栃木県栃木市吹上町1300-3 2F
静岡支部:静岡県富士市岩淵751-1
設立:2011年4月 (法人化は2011年7月)

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

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1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

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1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

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日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

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1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

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株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。