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2018年5月23日【テクノロジー】

JARI、自動走行システムの認識・判断データベースをサンプル公開

NEXT MOBILITY編集部

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日本自動車研究所(JARI)は、平成29年度に引き続き今年度も、自動走行システムの「認識・判断データベース」の研究成果をサンプル公開する。

日本自動車研究所・JARI・ロゴ

JARIは、自動走行システムが周辺環境を認識するための基盤技術開発(*)を、平成26年度から内閣府、国土交通省、経済産業省等より受託し昨年度まで実施。

 

産官学が連携して周辺環境認識技術の研究開発を促進するために、様々な走行シーンを撮影した膨大な映像を蓄積し、共用して活用することを目的として、カメラやレーザーレーダー測距装置などを搭載したデータ収集車両を開発し、走行シーンを撮影・計測してきた。

 

また、容易に検索するための自動タグ付け技術を開発するなど、使い勝手の良いデータベース構築に努めてきたと云う。

 

JARIは、この研究成果である画像の一部を、自動走行システム関連の研究開発や画像データを用いた機械学習の研究開発を行う企業や研究機関などを対象に、サンプル公開データとして提供する。

 

*:平成29年度「高度な自動走行システムの社会実装に向けた研究開発・実証事業:自動バレーパーキングの実証及び高度な自動走行システムの実現に必要な研究開発」(認識・判断データベース構築技術の開発と利活用の検討)

 

[サンプル公開データベースの提供について]

 

自動走行システムの周辺環境認識技術に係る研究開発成果に対し関心があり、かつ以下に記載する条件を厳守できる企業、および、研究機関等に対し、288走行シーンのサンプル公開データベース内容や申請手続き等の詳細に関して説明する。

 

また、研究成果のサンプル閲覧(9シーン程度)を合わせて実施(4日とも同じ内容)。参加希望者は、申し込みサイトで必要事項を記入の上、申し込みを行う。

 

日時:

【1回目】2018年 6月 5日(火)13:30 ~ 14:30
【2回目】2018年 6月12日(火)13:30 ~ 14:30
【3回目】2018年 6月22日(金)13:30 ~ 14:30
【4回目】2018年 6月27日(水)13:30 ~ 14:30

 

会場:一般財団法人日本自動車研究所 東京事務所 第1、第2会議室

〒105-0012 東京都港区芝大門1-1-30 日本自動車会館12F

 

定員:30名

 

申込み期限:

【1回目】2018年 6月 5日(火)開催分: 6月 1日(金)まで
【2回目】2018年 6月12日(火)開催分: 6月 8日(金)まで
【3回目】2018年 6月22日(金)開催分: 6月19日(火)まで
【4回目】2018年 6月27日(水)開催分: 6月22日(金)まで

 

<申し込み>

 

・会場収容人数の関係から、説明会を4回に分けて開催。希望日を選択する。但し、先着順で満員となった場合には、日にちの変更を要請する場合がある。また、各社・1名のみの参加が可能。

・定員になり次第、締め切り。

・事前申込みのない場合の参加は不可。必ず事前に申込みを済ませる事。

・同活動の趣旨にそぐわない企業については、説明会への参加を断る場合がある。

 

参加申し込みページ:https://www.jari.or.jp/tabid/629/Default.aspx

 

[サンプル公開データベース提供の条件]

 

・事業概要に関する情報を提供可能な日本法人が対象。

・物品購入契約の締結

データを格納する電子媒体費用や送付費用等の実費、およびデータ制作に最低限必要となる人件費分等の経費を合算した金額54,000円(消費税込)にて、使用許諾契約を締結する事。

・秘密保持契約書の締結

個人情報保護を目的とし、サンプル公開データの提供を希望する企業等は、秘密保持契約書を締結する事。

秘密保持契約書(PDF):http://www.jari.or.jp/Portals/0/images/research/db_himitsuhoji.pdf

・サンプル公開データベースに対するアンケートの回答

データを格納した電子媒体の納入後、データベースの内容等に関して添付したアンケート用紙に回答を記入し、返送する事。

 

[スケジュール・実施の流れ(概要)]

 

・申請受付期間:2018年 6月 6日(水)~ 7月10日(火)

・実施の流れ:

①提供依頼申請6月6日~ 7月10日

②秘密保持契約締結、使用許諾契約締結、見積書送付

③電子媒体制作

④電子媒体提供、請求書送付

⑤入金確認

 

[問い合わせ先]

 

一般財団法人日本自動車研究所 ITS研究部
〒105-0012 東京都港区芝大門1-1-30
TEL:03-5733-7924   FAX:03-5473-0655
メール:drive_picdb@jari.or.jp

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。