NEXT MOBILITY

MENU

2020年12月7日【企業・経営】

ミシュランガイド東京2021発表。計60店が新掲載

NEXT MOBILITY編集部

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

©MICHELIN

 

 

日本ミシュランタイヤ(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:ポール・ペリニオ)は12月7日、厳選した飲食店・レストラン、宿泊施設を紹介する「ミシュランガイド東京 2021」を12月10日(木)に発売することを発表した。それに先駆けて12月7日、東京の全セレクションを発表する。

 

 

東京を対象としたミシュランガイドは、今年で14年目となる。総掲載施設は480軒、飲食店・レストランは446軒、宿泊施設34軒。今回は新たな三つ星が2軒誕生し、三つ星は12軒となった。そのうち3軒は2008年版以来、14年間連続三つ星での掲載。新規掲載店は飲食店で53軒、宿泊施設で7軒と、変化の速い東京の特徴を今年も反映した。

 

 

ミシュランガイドの調査は、すべてミシュランタイヤの社員によって行われる。読者に飲食店・レストラン、宿泊施設を紹介するために、調査員であることをふせ、一般客と同じ条件で料理を味わい、サービスを受けた上で、評価することを徹底する。

 

 

評価はミシュランガイド独自の5つの基準により、三つ星「そのために旅行する価値のある卓越した料理」、二つ星「遠回りしてでも訪れる価値のある素晴らしい料理」、一つ星「近くに訪れたら行く価値のある優れた料理」、ビブグルマン「価格以上の満足感が得られる料理」で表現される。

 

 

ミシュランはまた、持続可能なモビリティを世界的に推進しており、今年からミシュランガイドでも持続可能なガストロノミー(美食)を実践する飲食店・レストランの取り組みに光を当てている。ミシュランガイドの調査員は、料理と同時に飲食店・レストランのサステナブルな取り組みを調査。そして真に献身的で、革新的な施設をミシュラン グリーンスターとして紹介している。

 

 

今回、三つ星から二つ星へ評価が上がったレストラン「レフェルヴェソンス/フランス料理(港区)」では、厨房にレンガの薪窯を作りガス利用を削減し、絶滅が危惧される魚を使わないなど、サステナブルな取り組みにも積極的で、三つ星かつミシュラン グリーンスターとして掲載されている。

 

 

また、14年連続三つ星での掲載となった「カンテサンス/フランス料理(品川区)」は、持続可能な漁業を推進するため保護活動を目的とした団体の代表を務めていることから、ミシュラン グリーンスターでも紹介されることとなった。

 

 

加えて、ミシュラン グリーンスターに向かって前向きな取り組みをしている施設をポジティブステップとして掲載している。日本国内では10月発売の「ミシュランガイド京都・大阪+岡山 2021」にアジアで初めて登場し、東京セレクションでの紹介は今回が初めて。かねてより持続可能なモビリティを実践するミシュランは、ガストロノミーでもサステナブルな取り組みを実践する飲食店・レストランを紹介し、読者のレストラン選びに新たな視点を提案している。

 

 

日本ミシュランタイヤ 代表取締役社長 ポール・ペリニオは、「私たちは、外食産業や観光業に携わる皆様にとって非常に困難だった今年も、お勧めの施設を紹介することが業界全体の早期回復に貢献できると考えています。14 年目となる東京のセレクションは、今年も世界の注目を集めるにふさわしい美食都市であることを証明しました。」と述べる。

 

また、ミシュランガイド・インターナショナルディレクター グウェンダル・プレネックは、「世界最大の美食都市東京はミシュランガイドの中でも常に注目のセレクションとして特別な存在です。今年も多くの才能ある料理人のおかげで、多様性、モダニズム、豊かな食文化を反映した素晴らしいセレクションとなりました。 コロナウィルスによる危機的な状況が続くなか、東京の飲食店・レストラン、宿泊施設の献身と絶え間ない向上心に調査員たちは感銘を受けています。」と述べ、東京の魅力はさらに増幅していると締めくくった。

 

 

■ミシュランガイド東京2021 の主なセレクション
– 全掲載店:480 軒
– 飲食店・レストラン:446 軒
・三つ星:12 軒の飲食店・レストラン(うち、2軒は評価が上がった飲食店・レストラン)
・二つ星:42 軒の飲食店・レストラン(うち、2軒は評価が上がった飲食店・レストラン)
・一つ星:158 軒の飲食店・レストラン(うち、18軒は新規掲載施設)
・ビブグルマン:158 軒の飲食店・レストラン(うち、35軒は新規掲載施設)
・うち ミシュラン グリーンスター:6軒
– ホテル・旅館:34 軒(うち、7軒は新規掲載施設)

CLOSE

坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。