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2018年4月3日【経済・社会】

国交省、29年GW渋滞ランキング発表。1位は東名上り御殿場~大井松田

NEXT MOBILITY編集部

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国土交通省は、交通需要の時間的・空間的な偏在により特定の時間帯、箇所および路線で発生している渋滞に関して、各種交通データを活用し、平成29年年間およびGW期間中の渋滞ランキングをとりまとめ、4月3日に発表した。

国土交通省・ロゴ

同省は、GW期間中の道路の快適利用のため、渋滞回避、分散利用への本データの活用を呼び掛けると共に、また、高速道路など各社発表の2018年GW期間の渋滞予測の活用を促している(※記事の最後に高速道路各社の渋滞予測へのリンクあり)。

 

1.結果の概要(詳細は添付資料参照)

 

<高速道路>

– 年間渋滞1位:E20中央自動車道(上り)調布~高井戸
– GW渋滞1位:E1東名高速道路(上り)御殿場~大井松田

 

<都市高速道路>

– 年間渋滞1位:神戸線(下り)西宮JCT~第二神明接続部
– GW渋滞1位:神戸線(上り)第二神明接続部~西宮JCT

 

<直轄国道(1 号~20 号)>

– 年間渋滞1位:国道16号千葉県柏市呼塚交差点~大井交差点
– GW渋滞1位:国道1号三重県四日市市中部交差点~日永五南交差点

 

高速道路の IC 区間別※1の渋滞ランキング※2〈年間合計〉

 

・NEXCO3 社及び本四高速における平成 29 年の渋滞損失時間の合計は 2.1 億人・時間。高速道路を利用した 1 台あたり 7 分に相当。
・大都市中心とその周辺をつなぐ主要路線の区間が上位にランクイン。
・平成 28 年と比較して、年間の渋滞損失時間は微増(8%増)し、上位はほぼ変わらない。
・引き続き、各地の渋滞対策協議会等において、要因の分析、対策の検討を実施。

 

※1:上り・下り(内回・外回)を分けて集計 ※2:対象は7 時~19 時 (12 時間) ※3:混雑により余計にかかる時間(単位:万人・時間/年)

 

 

高速道路の IC 区間別※1の渋滞ランキング※2〈GW 期間※3

 

・NEXCO3 社及び本四高速における平成 29 年 GW 期間の渋滞損失時間の合計は 837 万人・時
間。高速道路を利用した 1 台あたり 10 分に相当。
・観光地周辺や大都市中心とその周辺の観光地をつなぐ路線・区間が上位にランクイン。
・平成 28 年と比較して、GW 期間の渋滞損失時間は微増(8%増)。
・引き続き、各地の渋滞対策協議会等において、要因の分析、対策の検討を実施。

 

※1:上り・下り(内回・外回)を分けて集計 ※2:対象は7 時~19 時 (12 時間) ※3:平成29 年4 月28 日~平成29 年5 月7 日 ※4:混雑により余計にかかる時間(単位:万人・時間/10 日)

 

 

都市高速道路のJCT 区間別※1の渋滞ランキング※2〈年間合計〉

 

・都市高速道路における平成 29 年の渋滞損失時間の合計は 0.8 億人・時間。都市高速道路を
利用した 1 台あたり 7 分に相当。
・都心に流出入する路線・区間が上位を占める。
・平成 28 年と比較して、年間の渋滞損失時間は微増(5%増)し、上位はほぼ変わらない。
・引き続き、各地の渋滞対策協議会等において、要因の分析、対策の検討を実施。

 

※1:上り・下り(内回・外回、東行・西行)を分けて集計 ※2:対象は7時~19 時 (12 時間) ※3:混雑により余計にかかる時間(単位:万人・時間/年)

 

 

都市高速道路のJCT 区間別※1の渋滞ランキング※2〈GW 期間※3

 

・都市高速道路における平成 29 年 GW 期間の渋滞損失時間の合計は 156 万人・時間。都市高
速道路を利用した 1 台あたり 5 分に相当。
・大都市中心とその周辺の観光地をつなぐ路線・区間が上位にランクイン。
・平成 28 年と比較して、GW 期間の渋滞損失時間は同程度。
・引き続き、各地の渋滞対策協議会等において、要因の分析、対策の検討を実施。

 

※1:上り・下り(内回・外回、東行・西行)を分けて集計 ※2:対象は7 時~19 時 (12 時間) ※3:平成29 年4 月28 日~平成29 年5 月7 日 ※4:混雑により余計にかかる時間(単位:万人・時間/10 日)

 

 

直轄国道の 路線別※1の渋滞ランキング※2〈年間合計〉

 

・直轄国道における平成 29 年の渋滞損失時間の合計は 14.5 億人・時間。これは、年間で約
81 万人分の労働力に相当。
・国道 1 号~20 号の渋滞損失時間は 7.7 億人・時間で、直轄国道全体の約 5 割が発生。
・都市中心部や都市間をつなぐ区間、大規模商業施設および工業団地の周辺や交差点が連続
する区間がランクイン。
・平成 28 年と比較して、年間の渋滞損失時間は微増(4%増)。
・引き続き、各地の渋滞対策協議会等において、要因の分析、対策の検討を実施。

 

※1:路線別(国道1 号~20 号)で集計 ※2:対象は7 時~19 時 (12 時間) 、年間の時間別平均旅行速度が、いずれかの時間で20km/h 以下となる区間を対 ※3:混雑により余計にかかる時間(単位:万人・時間/年)

 

 

直轄国道の 路線別※1の渋滞ランキング※2〈GW 期間※3

 

・直轄国道における平成 29 年 GW 期間の渋滞損失時間の合計は 3.7 千万人・時間。これは、
年間で約 2.1 万人分の労働力に相当。
・国道 1 号~20 号の渋滞損失時間は 1.9 千万人・時間で、直轄国道全体の約 5 割が発生。
・年間合計でランクインしなかった観光地周辺の区間がランクイン。
・平成 28 年と比較して、GW 期間の渋滞損失時間は微減(3%減)。
・引き続き、各地の渋滞対策協議会等において、要因の分析、対策の検討を実施。

 

※1:路線別(国道1 号~20 号)で集計 ※2:対象は7 時~19 時 (12 時間) 、10 日間の時間別平均旅行速度が、いずれかの時間で20km/h 以下となる区間を対象 ※3:平成29 年4 月28 日~平成29 年5 月7 日 ※4:混雑により余計にかかる時間(単位:万人・時間/10 日)

 

 

[渋滞ランキングの概要]

 

<対象の道路>

直轄国道及び以下の高速道路会社が管理する道路
東日本高速道路株式会社 中日本高速道路株式会社
西日本高速道路株式会社 本州四国連絡高速道路株式会社
首都高速道路株式会社 阪神高速道路株式会社

 

<対象の期間>
平成 29 年 年間(1~12 月)、GW期間

 

<主な集計項目>
渋滞損失時間(高速道路のみ渋滞要因内訳)

 

[2018年GW期間中の高速道路各社の渋滞予測]

 

<全国>

 

2018年 ゴールデンウィーク期間の高速道路における主な渋滞予測:

http://media2.c-nexco.co.jp/images/news/4266/85e3b77acb22b5c4c50eaafa9f8b2d83.pdf

 

ゴールデンウィーク期間の高速道路における渋滞予測について【全国版】:
http://www.e-nexco.co.jp/pressroom/press_release/head_office/h30/0403b/

 

<地域ごと>

 

●NEXCO東日本

ゴールデンウィーク期間の高速道路における渋滞の予測について 【NEXCO東日本版】
http://www.e-nexco.co.jp/pressroom/press_release/head_office/h30/0403/

 

ゴールデンウィーク(GW)の高速道路等の渋滞予測と対策について【首都圏版】
http://www.e-nexco.co.jp/pressroom/press_release/kanto/h30/0403/

 

ゴールデンウィーク期間の高速道路における渋滞の予測について【新潟県版】
http://www.e-nexco.co.jp/pressroom/press_release/niigata/h30/0403/

 

ゴールデンウィーク期間の高速道路における渋滞予測について【北海道版】
http://www.e-nexco.co.jp/pressroom/press_release/hokkaido/h30/0403b/

 

●NEXCO中日本

 

2018年ゴールデンウィーク期間の高速道路における渋滞予測について【中日本版】:
http://www.c-nexco.co.jp/corporate/pressroom/news_release/4265.html

 

2018年ゴールデンウィークの高速道路等の渋滞予測と対策について【首都圏版】:
http://www.c-nexco.co.jp/corporate/pressroom/news_release/4264.html

 

2018年ゴールデンウィーク期間の高速道路における渋滞予測について【北陸地方版】
http://www.c-nexco.co.jp/corporate/pressroom/news_release/4263.html

 

●NEXCO西日本

 

NEXCO西日本管内のゴールデンウィーク期間における高速道路の渋滞予測
http://corp.w-nexco.co.jp/corporate/release/hq/h30/0403b/

 

NEXCO西日本 中国支社管内 ゴールデンウィーク期間における高速道路の渋滞予測
http://corp.w-nexco.co.jp/corporate/release/chugoku/h30/0403/

 

NEXCO西日本四国支社管内のゴールデンウィーク期間における高速道路の渋滞予測
http://corp.w-nexco.co.jp/corporate/release/shikoku/h30/0403/

 

NEXCO西日本九州支社管内のゴールデンウィーク期間における高速道路の渋滞予測
http://corp.w-nexco.co.jp/corporate/release/kyushu/h30/0403/

 

●JB本四高速

 

ゴールデンウィーク期間の高速道路における渋滞予測について【本四版】
http://www.jb-honshi.co.jp/corp_index/corp_press/corp_press_2018/180403press-1-3381/?ref=single7

 

 

渋滞ランキングのとりまとめ(平成 29 年 年間・GW)(詳細情報):

http://www.mlit.go.jp/common/001230250.pdf

 

国土交通省・高速道路の交通状況(平成29年以前):
http://www.mlit.go.jp/road/ir/ir-data/ir-data.html

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。