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2017年11月30日【経済・社会】

NEXCO中日本、笹子トンネル天井板落下事故での役員・社員の書類送検を報告

坂上 賢治

 

中日本高速道路、笹子トンネル天井板落下事故に係る書類送検を受けて
NEXCO中日本は11月30日、同社が管理する中央自動車道の笹子トンネル(上り線)に於ける天井板落下事故について、事故当時の役員と社員が書類送検されたと報告した。

 

NEXCO中日本では、この報告に際して「改めて、事故でお亡くなりになられた方々に心からお詫び申し上げますとともに、大切なご家族を失われたご遺族の皆様および被害に遭われた方々に対しまして、深くお詫び申し上げます。

当社といたしましては、今後とも捜査に協力してまいりますとともに、二度とこのような事故を起こさないという強い決意のもと、引き続き安全性向上の取組みを進めてまいります」と述べている。

 

 

なお「笹子トンネル天井板落下事故」は2012年12月2日の日曜日・午前8時03分に、当時の中央自動車道(上り線)笹子トンネル内(延長4.7km、大月JCT~勝沼IC間)に於いて発生した。

事故内容は、笹子トンネル(上り線)の東京側坑から約1.5km付近で、トンネル換気ダクト用に設置されている天井板が、138mにわたり落下。これにより9名の尊い命が失われ、多くの通行車が被害に遭った。

 

事故発生現場笹子トンネル事故発生以降の主な経緯(「安全性向上3カ年計画」公表まで)は以下のとおり。

2012年
12月 2日 :午前8時03分 天井板落下事故発生
12月 3日 :被害に遭われたお客さまの専用ダイヤルを開設
12月 9日 :笹子トンネル(下り線)の天井板撤去工事を開始
12月14日 :笹子トンネル天井板落下事故被害者ご相談室を設置
12月29日 :午後1時 笹子トンネル(下り線)を用いた対面通行で開通

2013年
1月 1日 :午前0時より、中央自動車道・富士吉田線(大月IC~河口湖IC 間)を無料措置(~2月11日終了)
1月11日 :笹子トンネル(上り線)の天井板撤去工事を開始
2月 1日 :「安全性向上に向けた取組み」公表
2月 8日 :午後4時 上り線開通により全面復旧
2月22日 :「安全性向上有識者委員会」設置
6月18日 :「トンネル天井板の落下事故に関する調査・検討委員会報告書」公表(国土交通省)
7月26日 :「安全性向上3カ年計画」公表

 

また2018年度内を目途に、笹子トンネル天井板落下事故の慰霊碑の設置が計画されている。具体的には、中央自動車道 初狩パーキングエリア(PA)(下り線)及び笹子トンネル東坑口(下り線)付近の2箇所に設置される見込み。

 

 

同社では、「当社が管理する中央自動車道 笹子トンネル(上り線)における天井板落下事故により、9名もの尊い命が失われ、多くの方々が被害にあわれました。

お亡くなりになられた皆さま、ご遺族の皆さまに対しまして、深くお詫び申し上げますとともに、お亡くなりになられた皆さまのご冥福を心からお祈りいたします。

また、事故によってお怪我をされた皆さまや、ご迷惑をおかけした皆さまに心からお詫び申し上げます。

慰霊碑は、笹子トンネル天井板落下事故でお亡くなりになられた方々の慰霊をおこなうとともに、事故の教訓を決して風化させず、事故の再発防止、高速道路の安全性向上および機能強化にかかる不断の取組みを社会に誓うことを目的として設置するものです。
引き続き、ご遺族の皆さまのご意見をうかがいながら、設置を進めていきます」と結んでいる。

 

 

設置場所
– 中央自動車道 初狩PA(下り線) (所在地:山梨県大月市初狩町)
– 笹子トンネル東坑口(下り線)付近 (所在地:山梨県大月市笹子町)

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域の取材活動を経て同社出版局へ。コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に環境&リサイクル紙、車両ケア&整備ビジネス専門誌等の創刊誌編集長を歴任。独立後は一般誌、Web媒体上でジャーナリスト活動を重ね30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

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1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

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1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

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1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

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株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

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1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。