
2023年3月より大型EV路線バス(電気バス)を3両導入し運行を開始
京王グループの西東京バスは、2023年3月より大型EV路線バス(電気バス)を3両導入・運行すると2月21日に発表した。東京都内に於ける乗合路線バスでは初の事例となる。
現在、地球規模での気候変動が懸念されている中、地球温暖化の原因とされる温室効果ガスの削減はCSR(企業の社会的責任)として近年求められている。

災電気を供給する機能を活かし、地域の防災/BCP拠点としての活用を検討
今回導入されるEV路線バスについて同社では、本EV路線バスの導入を契機として営業エリアの一部の環境保全に貢献し、サスティナブル(持続可能的)な経営をさらに推進してくと話している。
加えてEV路線バスはバス自体が大型の電源施設と見る事も出来るため、災害時などに電気を供給するなど、顧客輸送以外の利用策も見込まれるとしている。
従って同社は、東京電力ホールディングスと連携し、バス営業所へEV各設備を導入。地域の防災/BCP拠点として活用することを検討スル。加えてEV路線バスを再生可能エネルギーで充電する事で、更なるカーボンニュートラル化を目指すという。


車体ラッピング外観
大型EV路線バス(電気バス)導入に係るその他の情報は以下の通り
1.運行開始日
 2023年3月上旬
2.導入車両概要
 《車種》 BYD製大型路線バス「K8」 ノンステップバス
 《車長》 10.5m(当社大型路線バスと同じ)  《車幅》 2.50m
 《定員》 81名(座席26+跳上席4+立席50+運転席1)都市型仕様
 《航続距離》 220km(フル充電時、エアコン未使用の場合)
 《充電時間》 3~3.5時間(急速充電)
3.導入営業所、台数
 ・五日市営業所 2両
 ・五日市営業所青梅支所 1両
4.運行エリア
 あきる野市、檜原村、日の出町、青梅市、八王子市、福生市、羽村市、昭島市 等
(運行路線例)
 ・武蔵五日市駅~数馬、都民の森
 ・武蔵五日市駅~日の出折返場~福生駅
 ・武蔵五日市駅~楢原町~JR・京王八王子駅
 ・秋川駅~(ひよどり山トンネル)~JR・京王八王子駅
 ・小作駅西口~友田~河辺駅南口
 ・小作駅東口~三ツ原循環(東廻り、西廻り)
※但し大型EV路線バスで運行する便の案内は行わないとしている。
