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2023年11月1日【交通網】

REA、下関市で妊産婦向け子育て支援タクシー始動

坂上 賢治

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AI配車アプリやMaaS基盤の開発を担うREA(本社:東京都中央区、代表取締役社長:坂田敬次郎)は11月1日から、山口県下関市からの委託を受け、下関市内在住・妊産婦対象向けの子育て支援アプリ「しもまちBABYタクシーアプリ(愛称:ベビタク)」を提供する。運用は下関市内のタクシー事業者6社が共同で行う。

 

この共同運営は、陣痛タクシー(ママサポートタクシー)提供で10年以上の実績を持つ「下関第一交通(国内最大規模の第一交通産業グループ傘下)」が24時間365日体制で担い、今回のタクシーアプリ開発は、REA独自のタクシー配車アプリ「Noruuu」がベースとなった。

 

 

この「Noruuu」ベースのタクシー配車アプリは、アプリアイコンや名称が自由に設定できるため、簡単にオリジナルブランドの配車アプリになる。従って自動配車に係る業務効率化だけでなく、オリジナルブランドのアプリを素早く作って顧客を囲い込める仕様だという。

 

また開発された「しもまちBABYタクシーサービス」は、下関市の子育て支援政策として認められた専用アプリ。配車を依頼すれば、通院までのタクシー代を下関市が補助する。

 

 

利用にあたっては、事前にアプリを使って自宅と病院を簡単に登録でき、アプリ内でデジタルクーポンも発行できる。従って従来の行政サービスのように市役所に行く必要も無く妊婦の負担が低減される。なお同事業は下関市のスマートシティプロジェクトの一環として、内閣府のスマートシティ実現に向けたデジタル田園都市国家構想交付金を活用して実施されている。

 

サービスの利用では、AIが最適な車両を選んで自動で配車する。配車を自動化することでタクシー事業者の業務負担が減り、タクシー事業者を束ねられることから共同配車が実現した。クーポンもアプリ内発行ができるので紙のチケットの不便さ、発送、集計業務等が無くなりタクシー事業者側の業務効率化も進んだ。

 

アプリの主な機能は以下の通り
(1)日時予約
事前登録した迎車場所「自宅などの居所」と送り先「かかりつけの医療機関」が自動設定され1週間先までの日時指定予約ができる。

 

 

(2)タクシー注文
事前登録した迎車場所「自宅などの居所」と送り先「かかりつけの医療機関」が自動で設定され、「注文する」をタップすることでタクシーを簡単に配車することができる。またAIが最適な車両を配車する。

 

 

(3)クーポン発行機能
クーポンコード又はクーポンQRからアプリ内にクーポンを取得することができ、クーポンを利用して、サービスを利用できる。

 

 

(4)陣痛コール
陣痛などの緊急時の際には、アプリから専用コールセンターへ簡単に電話発信することができる。

 

 

サービス開始にあたってのコメント
<下関第一交通株式会社 代表取締役 池山 隆夫氏>
この度は、下関市、他のタクシー事業者、REA社と共同で本サービスを開始することになりました。
妊産婦さんにとってコールセンターが頼りになる存在であるよう準備を行ってまいりました。運行するタクシー事業者様と連携し、下関市の妊産婦さんに安全・安心・快適にタクシーをご利用いただけるよう尽力いたします。ベビタクを通じ、下関市の子育て支援の一助になれば幸いです。

 

<株式会社REA 代表取締役 坂田 敬次郎氏>
この度は下関市様、下関第一交通様を含めた下関市のタクシー事業者様と全国で初となる妊産婦向けのアプリ配車サービスを提供致しました。
本サービスを通じて、市民の方が安心して出産出来るようになり、下関市の価値向上に貢献できれば幸いです。
またタクシー事業者様にとっても、妊産婦さんが自家用車ではなくタクシーで通院することで新たな市場を形成できタクシー業界にとっても有益な取り組みだと思います。
さらに、アプリ配車がベースで、クーポンもアプリ内で発行できるのでタクシー事業者様のDX化も実現できると確信しております。
下関市のスマートシティ化、またタクシー業界のアップデートを実現して参ります。

 

しもまちBABYタクシー運営概要
アプリ名称:しもまちBABYタクシーアプリ
サービス提供:下関市
提供エリア:下関市全域
運営管理:下関第一交通株式会社(ベビタクコールセンター)
開発:株式会社REA
運行事業者:株式会社下関平成タクシー、下関山電タクシー株式会社、
      下関第一交通株式会社、日本交通産業株式会社、
      有限会社小月自動車、有限会社南国シティタクシー
総車両台数:80台
サービス開始日:2023年11月1日(水)

 

下関市
所在地:山口県下関市
担当部署:下関市こども未来部

 

株式会社REA
所在地 :東京都中央区築地3丁目7-11 CUBE TSUKIJI 3F
代表者 :代表取締役 坂田 敬次郎
事業内容:自社専用タクシー配車アプリ開発・提供
     AIによる配車計画の自動作成サービス「Noruuu」開発・提供
主要株主:株式会社JR西日本イノベーションズ、株式会社リヴァンプ、山口第一株式会社

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。