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2018年5月30日【エネルギー】

双日、豪州グレゴリー・クライナム炭鉱の権益を100%取得

NEXT MOBILITY編集部

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双日は、鉱山会社のBHPおよび三菱商事と、両社子会社が折半で保有する豪州の製鉄用原料炭鉱グレゴリー・クライナム炭鉱権益の100%を、100百万豪ドルで、取得することで合意した。

双日・ロゴ双日は2010年12月、同社連結孫会社の双日コールマイニング社(Sojitz Coal Mining:SCM)を通じて豪州・ミネルバ炭鉱の炭鉱経営に進出。

 その後、近隣炭鉱のミティオ・ダウンズ・サウス(MDS)の開発運営に参画し、日本の商社で唯一のオペレーターとして炭鉱経営を行ってきた。

 

今回の権益取得は、ミネルバおよびMDS炭鉱の操業機能を活用するとともに、世界的な環境意識の高まりや長期的な事業の持続性の観点から、一般炭に偏重した双日グループの石炭資産をリバランスし原料炭の事業を強化することを目的としているとのことだ。

 

グレゴリー・クライナム炭鉱は、2016年1月から操業を停止しているが、すでに十分な原料炭の資源量が確認されており、正式な取得手続きが完了次第、早期に操業を再開する予定だとしている。

 

また同社は、グレゴリー・クライナム炭鉱のインフラを活用した周辺炭鉱の操業請負事業等、既存の操業事業に留まらず、資源価格の変動に晒されない事業展開を目指すとしている。

 

なお、今回の権益取得に伴い、法制上の鉱山リハビリテーション(自然環境の修復や緑化、以下、リハビリ)義務が双日に移転。

 

双日は新たに子会社を設立し、BHPおよび三菱商事から提供される適切なリハビリ資金も活用し、グレゴリー・クライナム炭鉱のリハビリを確実に進めると共に、周辺炭鉱のリハビリの請負事業や、リハビリ跡地での太陽光発電等、環境保全に資する新たな事業展開を通じて、地域経済の発展と地球環境の保全の両立を図る、持続可能な社会の実現に取り組んでいくとしている。


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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。