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2018年3月23日【経済・社会】

国交省、車検切れ車両・街頭検査への「ナンバー自動読取装置」試行導入の結果を公表

NEXT MOBILITY編集部

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国土交通省は、3月23日、車検切れ車両・街頭検査への「ナンバー自動読取装置」試行導入の結果を公表した。

 

全国5箇所で実施された街頭検査では、計3,696台のナンバーを読み取り、車検切れ車両は7台、そのドライバーに対し、直接指導のうえ警告書が手交された。

国土交通省・ロゴ

この可搬式の「ナンバー自動読取装置」は、平成29年9月15日に公開デモが行われたもの。

 

国交省では、車検切れ車両による運行は安全上の問題があるほか、自動車損害賠償責任保険(強制保険)が切れている可能性も高いことから、無作為に抽出した車検切れ車両のユーザーに対し、注意ハガキを送付、国土交通省HPにおける通報窓口の設置等を行ってきた。

 

これらに加え同省は、車検切れ車両の取締りを強化するとして、平成29年度から、街頭検査で可搬式の「ナンバー自動読取装置」を試行導入し、公道を走行する車検切れ車両のドライバーに対して、直接指導・警告する対策を行うことを発表。

 

試行運用は、平成29年の10月から12月にかけて、北海道札幌市、沖縄県宜野湾市、長崎県佐世保市、茨城県坂東市、兵庫県西宮市の5箇所で行われ、今回その結果が公表された。

 

同省は、この試行運用の結果を踏まえ、来年度、全国の運輸局に当該装置を本格導入し、全国における街頭検査において、車検切れ車両の捕捉・指導を行っていくとしている。

 

 

[可搬式「ナンバー自動読取装置」の試行運用実施結果]

※1 読取車両数:ナンバープレートを読み取った車両の数
※2 警告書を交付した車検切れ車両は、警察に引き渡すとともに、その後車載専用車等により移動された。

 

「ナンバー自動読取装置」の公開デモについての国交省HP:
http://www.mlit.go.jp/report/press/jidosha09_hh_000163.html

無車検車・無保険(共済)車通報窓口システム
http://www.mlit.go.jp/jidosha/jidosha_tk5_000012.html

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。