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2023年10月30日【ESG】

東京都、データ連携・活用促進プロジェクトの事業者を決定

坂上 賢治

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東京都は10月30日、デジタルの力で東京のポテンシャルを引き出す「スマート東京」の実現に向け、データや先端技術を活用したサービスの都市実装を推進しており、令和5年度からはスマートシティの発展と新たなサービス創出を目指して「東京都データ連携・活用促進プロジェクト」を実施すると発表。そのために都と連携し、プロジェクトの実施に取り組む事業者を選定した。

 

1.事業者及び事業概要

 

(1-1) 連携型プロジェクト:自らが持つ都市OS※と他エリアの都市OS等を連携させ、新たなサービスを提供する事業者によるプロジェクト

 

事業者:一般社団法人 大手町・丸の内・有楽町地区まちづくり協議会
地区名:大手町・丸の内・有楽町
事業概要:竹芝・豊洲・八重洲・日本橋・京橋等の他エリアと連携し、就業者や来街者に対して、施設・イベント情報や交通の運行状況等を提供し、都内広域で魅力を満喫できる回遊促進のための新しいサービス等を実装する。

 

事業者:一般社団法人竹芝エリアマネジメント
地区名:竹芝
事業概要:大丸有や島しょ等の他エリアと連携し、来街者や就業者に対して、リアルタイムデータを活用したイベント情報提供やクーポン配信等、新たなサービスを実装することで、より良いまちづくりを実現する。

 

事業者:一般社団法人豊洲スマートシティ推進協議会
地区名:豊洲
事業概要:臨海エリアなどの他エリアと連携し、乗車券と施設利用券等が一体化した電子チケットの発行やXRによる観光案内などのスマートサービスを実装することで、職・住・遊の全ステークホルダーのQOL向上を図る。

 

*都市OSとは、スマートシティを実現しようとする地域が共通的に活用する機能が集約されることで、様々な分野のサービス導入を容易にさせることを実現するITシステムの総称。

—————————

(1-2)連携準備型プロジェクト:将来的なプラットフォーム間連携を目指して都市OS等を構築し新たにサービスを提供する事業者

 

事業者:東日本旅客鉄道株式会社(代表事業者)、東日本電信電話株式会社、KDDI株式会社
地区名:品川駅北周辺(1~4街区)
事業概要:「鉄道データ」と「都市混雑データ」を活用したエキマチ一体での人流マネジメントサービスを実装することで、平時から非常時までシームレスに混雑防止を図る。

 

事業者:渋谷区
地区名:渋谷駅周辺
事業概要:空間データ一元化による空間活用の促進と多様な主体を巻き込んだ協業型まちづくりを実現する。

 

事業者:清水建設株式会社
地区名:府中市武蔵台
事業概要:データプラットフォームを活用した、医療資源の見える化と共有によるサービス事業の創出を実現する。

 

2.今後の予定

 

事業者と東京都との間で2か年の実施協定を締結し、連携して取組を進めていく。
同件は、「『未来の東京』戦略」を推進する事業。
戦略10 スマート東京・TOKYO Data Highway戦略
「データを活用した社会実装早期実現プロジェクト」

 

【問合せ先】
デジタルサービス局デジタルサービス推進部デジタルサービス推進課
電話:03-5320-7622
Eメール S1100301(at)section.metro.tokyo.jp
*メールアドレス表記は(at)を@に置き換えて使用。

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。