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2024年3月29日【事業資源】

東京無線とチェッカー無線が統合して配車体制を拡充

坂上 賢治

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東京23区・武蔵野市・三鷹市が営業区域の東京無線協同組合(東京都新宿区、理事長:村澤 儀雄)は4月1日、業務提携先のチェッカーキャブ無線協同組合(東京都千代田区、理事長:秋山 利裕)と統合する。また、これに併せて両組織では4月2日、京王プラザホテルで「東京無線・チェッカー無線統合記念式典」を実施する。

 

そもそも先の2021年4月以降、東京無線はチェッカー無線と業務提携を契機にサービス向上に努めてきた。そして今回の統合を迎え、配車可能台数で従来の約1.5倍の5000台超へ大きく増加する。

 

具体的には23区を中心に都内の配車強化を実施。更にタクシー不足が顕著な混雑時間帯・エリアへの配車対応策については、今回限定解禁された「日本型ライドシェア」へ積極的に参入していく予定としている。

 

加えて統合した東京無線+チェッカー無線をタクシーをより便利に使って貰えるよう、新・公式配車アプリの「タクシー東京無線」もネット決済機能を含めたアップデートを5月の運用に向けテスト中という。

 

 

より具体的には、地図を使った簡単操作で所属するタクシー5000台超を背景に、指定場所へ5分~10分程度で迎車できる新たな検索・配車アプリになるとした。なお事前登録は不要で、簡単な初期設定のみでダウンロードしたその場から利用できる。

 

東京無線では、「目下よりスムーズにご利用頂けるよう、5月頃の本格運用に向けてアップデートしてシステムをテスト運用中です。このアップデートにより、後から電子領収書を発行することなども可能となります。東京無線+チェッカー無線は、お客様がより便利に快適にタクシーをご利用頂ける環境作りに取り組むと共に、単なる交通機関に留まらず、より一層地域社会への貢献に努めて参ります」と話している。

 

加えて東京無線協同組合 理事長の村澤儀雄氏は、日頃より東京無線タクシーをご利用頂きありがとうございます。

 

 

東京無線は、4月1日にチェッカー無線と統合し、68社5048台となりました。統合したスケールメリットにより、アプリやシステムの開発、またアプリのご利用が難しい高齢者などに対する電話配車の拡充をはじめ、更なるお客様の利便の向上に寄与して参ります。

 

また更にタクシー会社が管理を行う日本型ライドシェアにもしっかり対応し、公共交通機関としての使命を全うする所存です。今後ともよろしくお願い申し上げます」と述べた。

 

東京無線公式配車アプリ『タクシー東京無線』の概要は以下の通り

 

(1)アプリによる配車手数料無料
(2)Tポイント連携でお得に利用可能
※4月22日(月)~統合に伴いVポイントに変更予定。
(3)お客様のニーズに合わせた手配が可能
※日時・台数の指定予約、乗車位置のお気に入り登録、運賃検索機能などを完備。更に5月頃にアップデートにて実予定な機能。
(4)ネット決済でキャッシュレス対応可能
(5)電子領収書対応可能

 

組合概要
・名称:東京無線タクシー
・組合名:東京無線協同組合
・所在地:東京都新宿区百人町二丁目18番12号
・設立日:1961年2月25日
・出資総額:12,100万円
・役員構成:理事長1名、副理事長6名、監事2名
・加盟会社数:68社
・総乗務員数:約11,000名
・総車両数:5,048台(全車ETC・IP無線・カーナビ搭載)
・営業区域:東京23区、武蔵野市及び三鷹市

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

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1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

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1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

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株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

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1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。