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2024年5月2日【企業・経営】

郵船ロジ現地法人、オランダの自動車部品配送会社を買収

NEXT MOBILITY編集部

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(左から)YLBX社マネージングディレクターのブルーノ・ジャック氏とParts Expressゼネラルマネージャーのノーベルト・ヴァン・ダレン氏。

日本郵船は5月2日、同社グループの郵船ロジスティクス現地法人〝Yusen Logistics(Benelux) (以下、YLBX)〟が、自動車部品の配送に強みを持つオランダの物流会社「Parts Express 」を、4月30日に買収したと発表した。

 

YLBXは、〝ベネルクス(ベルギー・オランダ・ルクセンブルクの3国)〟を中心に物流事業を展開。特に自動車・ヘルスケア・リテールなど特定産業へのサービスを強みとしているが、今回の買収により、重点事業と位置付ける自動車産業への物流をさらに強化する。

 

なお今回の買収は、中期経営計画(昨年3月発表)に於いて、物流事業を中核事業として位置付ける日本郵船グループにとって、昨年2月に〝Yusen Logistics(Americas)〟が米国物流会社の「Taylored Services Parent」とその傘下会社を買収した案件、また今年2月に〝International Logistics Group〟が英国でeコマース向け配送プラットフォーム事業会社の「Global Freight Solutions」を傘下に持つ「Noel Topco」を買収した案件に続いて、グループの物流事業を強化するものであると云う。

 

 

この買収に際して、Parts Expressゼネラルマネージャーのノーベルト・ヴァン・ダレン氏は、「私たちは、YLBXと共に、グローバル企業の一員となることを嬉しく思います。このステップにより、両社はそれぞれの強みを生かし、既存サービスの充実はもちろん、新たなサービスの機会を得ることができます。両社の専門知識とリソースを組み合わせることで、イノベーションを推進し、お客様にさらに大きな価値を提供できると確信しています。」とコメントしている。

 

[Parts Expressの概要]
– 会社名:Parts Express B.V.
– 本社:フィアーネン、オランダ
– 事業内容:クロスドックサービス、夜間配送サービス。
– 設立:1892年
– 従業員数:約600名(直接・間接雇用含む)
– トラック運行台数:約400台 (リース・チャーターを含む)
– 年間貨物輸送数:約100万件

<強み>
①自動車の窓ガラスやマフラーなど破損しやすいアフターパーツや運搬が難しい部品の配送に特化するなどで、ベネルクスに於ける自動車部品(アフターパーツ、スペアパーツなど)の配送でトップシェア。

②日本・欧州・米国・韓国などの自動車メーカーや部品メーカーを顧客に持ち、安定した顧客ポートフォリオを構築。

③クロスドック(※)での夜間配送サービスが充実しており、オランダで5カ所、ベルギーで4カ所の拠点を保有。

 

日本郵船は、今後もグループを通じて、成長エンジンである物流事業への積極投資を続けていくとしている。

 

※)クロスドック:荷受けした商品を、検品・仕分けを行った後、そのまま配送先へ出荷するオペレーション。倉庫で商品を保管しないため、荷受け~配送までの時間が短い。

*タイトル画像:(左から)YLBX社マネージングディレクターのブルーノ・ジャック氏とParts Expressゼネラルマネージャーのノーベルト・ヴァン・ダレン氏。

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。