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2023年12月25日【IoT】

ビプロジー、台湾のプロフェットAI社と販売代理店契約

坂上 賢治

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BIPROGY(本社:東京都江東区、代表取締役社長:平岡 昭良)は12月25日、AIを活用した国内製造現場の生産性向上を支援するため、製造業に特化したAIプラットフォームを提供する台湾のPROFET AI TECHNOLOGY Co. Ltd.(本社:台湾、代表取締役社長:黄 建豪氏)と販売代理店契約を締結した。

 

Profet AI社は台湾国内で、プログラミングレスで自動的に機械学習モデルを作成できる製造業向けのAIプラットフォームを提供している。このProfet AI社のAIプラットフォームを活用することで、AI開発言語などの専門知識がない担当者でもAIを活用した業務改善に短期間で取り組むことができる。

 

BIPROGYは、Profet AI社のAIプラットフォームの販売を通じて、スマートファクトリーや製造DXを推進し、日本の製造業の課題解決を支援していく構えだ。

 

 

この協業体制を敷いた背景には、Profet AI社が台湾の製造業100社以上にAIプラットフォームを提供していることにある。特に半導体やEMS、液晶パネルなどの業界に於いては、世界トップ5に入る規模の企業への導入実績があり、台湾の製造業を中心に多くの業務や製品品質の改善を支援している。

 

対して日本の製造現場では、熟練技術者の勘や経験に頼った、生産設備の調整や製品品質の予測を行ってきたが実情だ。

 

そこで日本国内の製造現場に、Profet AI社のAIプラットフォームを導入することで、収集したデータに基づく業務改善を短期間で行うことができる。また生産工程の歩留まりやサイクルタイムを改善し、カーボンニュートラル達成に向けた、原材料のロス低減や効率的な設備稼働を実現させることをBIPROGYでは狙っている。そんなBIPROGYは、2026年までにProfet AI社製品を国内製造業向けに30社の導入と5億円以上の売上を目指す。

 

Profet AI社製品を介した活用事例は以下の通り

 

 

<射出成形パラメータ最適化の活用例>
射出成形の製造に関連するパラメータの最適化は、熟練技術者でも困難な作業だ。しかしProfet AI社のAIプラットフォームを活用することによって、AIによる最適なパラメータの推奨を行い、作業時間を約10%短縮できる。

 

<繊維産業の活用例>
熟練技術者の経験や知識に頼ることが多い、機能性生地の開発や原材料調達に於いて、過去の製品開発の経験や原材料調達のデータを利活用したAIモデルを構築し、原材料調達コストの予測や生地収縮率の予測により製品開発の効率化を実現させる。

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。