NEXT MOBILITY

MENU

2023年10月12日【ソフトウェア】

ジヤトコ、新型CVT「jatco CVT-XS」生産開始

坂上 賢治

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

Jatco CVT-XS

 

ジヤトコは10月12日、小・中型FF(前輪駆動)車用の新型CVT「Jatco CVT-XS」(CVT-XS)を開発し生産を開始した。

 

この製品名のCVT-XSの“S”には「Smooth(スムーズ)」「Small(小さい)」「Safety(安全な)」「Supreme(至高の)」の意味が込めた。そもそもジヤトコは、前身会社の一つである日本自動変速機株式会社が1970年に創業して以来、これまで1億2,500万台以上のAT・CVTを世に送り出してきた。

 

特にCVTはパイオニアとして累計5,700万台以上を生産。現在は電動車両向けの電動パワートレインの開発と同時に、グローバルシェアNo.1(2022年:当社調べ)のCVTの改良にも取り組む。

 

新開発したCVT-XSは、伝達効率90%のCVT-Xを進化。ドライバーの意図通りの加速感や優れた応答性により運転性能を高め、燃費も向上させた。更にレイアウトの工夫により全高を低くして搭載した小型車両の安全性向上に寄与させた。

 

なおCVT-XSの生産は、ジヤトコ メキシコ社(アグアスカリエンテス州)で行う。ジヤトコは世界各拠点共通の生産方式、JEPS(JATCO Excellent Production System)に沿って、グローバルで高品質の商品を安定的に供給していく構え。

 

CVT-XSの主な特長は以下の通り

 

燃費の向上
メカオイルポンプの小型化によってメカニカルロスを低減し、燃費を向上させた。また米国での温室効果ガス・燃費規制(GHG/CAFE)を達成している。

 

優れた運転性能
多板ロックアップ、3方リニアソレノイドを用いて発進時および再加速時にエンジン回転の吹け上がりを抑え、ドライバーの意図通りの加速感が得られるようにした。加えてツインオイルポンプの採用により、優れた応答性も実現させた。

 

車両の安全性向上に貢献
車体への搭載サイズは、これまで横置きだったコントロールバルブを縦置きにしてユニットの全高を低くした。これにより出力280Nmのポテンシャルを持つユニットでありながら搭載する小型車両の衝突要件も達成することができ、車両の安全性向上に貢献している。

 

搭載車両は、米国の自動車安全性評価であるNCAP*の歩行者保護項目における「ファイブスター」の認定要件を達成している。(北米で発売中の日産セントラに搭載)

CLOSE

坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。