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2022年11月15日【テクノロジー】

マツダ、赤系の特別塗装色を開発(匠塗第4弾)

NEXT MOBILITY編集部

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マツダは11月15日、独自の塗装技術「匠塗TAKUMINURI(*1)」による新しい特別塗装色「アーティザンレッドプレミアムメタリック」を開発したと発表した。新色は、上級感を際立たせる色として、ラージ商品群および既存ラインアップの商品に導入されると云う。

マツダ・ロゴ

マツダでは、“カラーも造形の一部”という思想に基づき、デザインテーマ“魂動(こどう)-Soul of Motion”の面構成を際立たせるカラー開発に力を注いでいるが、今回、匠塗第1弾の「ソウルレッドプレミアムメタリック」の誕生から10年の節目を迎えるにあたって、その進化の集大成として、同社を象徴するカラーの一つである赤の世界観を拡げる、匠塗第4弾の「アーティザンレッドプレミアムメタリック」を開発。

 

“熟練した職人によって創り上げられた赤”という意味と“最高峰の職人技で生み出される熟成されたワインのような赤”というデザインイメージを持つこの新色は、デザイナーやエンジニア等の色の匠達が生みだした特別な赤として、従来の特別塗装色よりもさらに上質で成熟した大人の世界観が表現されており、基調となるシェード部の“しっかりと深みと濃厚な色味”と、光の当たるハイライト部の“きめ細かく透明感のある鮮やかな色味”のハイコントラストな演出により、クルマの造形の強さと美しさを際立たせると云う。

 

また新色は、「ソウルレッドクリスタルメタリック(*2)」と同様、クリア層、透過層、反射・吸収層の三層のみで構成され、優れた意匠性と環境負荷低減を両立。

 

透過層には「ソウルレッドクリスタルメタリック」で採用された人間が最も赤みを感じる高彩度顔料が用いられており、反射・吸収層には匠塗第3弾の「ロジウムホワイトプレミアムメタリック」で採用されたアルミフレークをより平滑かつ等間隔に並べる技術と、第2弾の「マシーングレープレミアムメタリック」でシェード部の表現に用いられた漆黒顔料の改良版が採用されるなど、マツダがこの10年間で培ってきた塗装技術の集大成となっている。

 

 

マツダは、今後も「カラーも造形の一部」という思想の下、新しいカラー表現やそれを実現する塗装技術を追求し、製品の魅力を高めていきたいとしている。

 

*1: 熟練職人が手塗りしたような精緻で高品質な塗装を、量産ラインで実現するマツダの塗装技術。
*2: ソウルレッドプレミアムメタリックの後継色で、匠塗による特別塗装色。

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。