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2018年1月29日【テクノロジー】

ZMP、ステレオカメラ「RoboVision2s 物体検出パッケージ」の販売を開始

NEXT MOBILITY編集部

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ZMPは、1月29日、物体検出時の距離精度を向上させたステレオカメラシステム「ZMP RoboVision2s 物体検出パッケージ」の販売を開始した。

ZMP・ロゴ

同製品では、ステレオカメラでの視差画像から算出した距離情報に加え、前方に存在する信号機や標識など、ステレオカメラの前方の物体検出を行う検出エリアの幅、奥行き、高さを指定した検出が行える。

 

また、検出する物体の幅と高さを指定することでユーザーが検出したい対象物に絞った物体検出が可能。

 

すべての画像領域を対象とせず、物体の存在する画像領域を指定し、画像認識などの後処理を行うことで、より効率的な処理が行えるとしている。

 

物体検出結果(信号検出)

– 物体検出結果(信号検出)-

物体検出サンプルアプリ画面

– 物体検出サンプルアプリ画面 –

 

また、検出した物体の大きさ(幅、高さ、奥行き)、物体のカメラからの位置座標に加え、検出した物体の点群情報も出力することができ、画像情報と点群情報を組み合わせた開発も可能だ。

 

同製品は、自動車のADAS・自動運転技術開発や移動ロボット開発など、ステレオカメラ画像による周辺環境認識を利用したシステムの研究開発への活用が可能。

 

価格は、RoboVision 2s本体・処理PC・物体検出ソフトウェアのセットで 180 万円(税別)、すでに RoboVision 2s 所有者には、物体検出ソフトウェアのみで 50 万円で1月29日から、出荷する。

 

 

[価格]

 

RoboVision 2s 物体検出パッケージ 180 万円(税別)

(RoboVision 2s、物体検出オプション、PC のセット)

 

[ステレオカメラユニット RoboVision 2s の主な仕様]

 

<カメラモジュール>

イメージセンサ:ソニー製1/3型有効127万画素 CMOSイメージセンサ IMX224×2
解像度:1280×960ピクセル(30fps)、640×480ピクセル(120fps)
水平画角:45°
インタフェース:USB3.0
基線長:210mm
機能:同期、ひずみ補正、ステレオ平行化、ワイドダイナミックレンジ、など

 

<ソフトウェア開発環境(SDK)>

ライブラリ:カメラI/F、視差画像生成
アプリケーション:RAW出力、ひずみ補正結果出力、視差画像出力*
動作環境:Linux/Windows8.1

 

※製品イメージ、仕様は開発中のものであり、予告なく変更される場合がある。
*解像度・フレームレートはPCのスペックに依存する。

 

RoboVision2s 製品紹介ページ:
http://www.zmp.co.jp/products/robovision2s

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。