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2023年6月4日【イベント】

ポルシェ、千葉での75周年記念イベントに3019人来場

坂上 賢治

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ポルシェジャパンは6月4日、前日から2日間の日程で開催した自社ブランド75周年記念イベント「ポルシェフェスティバル(千葉県木更津市のポルシェ・エクスペリエンスセンター東京が実施)」で延べ3019人が訪れたことを発表した。

 

開催期間は先の通りの2日間。初日は1,381人、2日目は1,638人が来場。車両台数では初日278台、2日目340台の618台が訪問した。

 

 

なおこのブランド75周年とは、ポルシェAGの創始者フェルディナンド・ポルシェ氏の長男、フェリー・ポルシェ氏が自身が夢見たスポーツカー「ポルシェ356 No.1ロードスター」を1948年に製作して以降から数えて、今年で75周年を迎えるというもの。

 

実は75周年に関わるポルシェブランドのヘリテージ系ツアーは、規模の大小や趣向の違いはあるものの、去る4月24日にシュトゥットガルト・ツフェンハウゼンのポルシェ博物館で始まり、続いてルーマニアのブカレストにある憲法広場へ。

 

そしてクロアチア、イタリアなどと続き、6月8日(欧州時間)実施の国際オンラインイベントを経て、更に6月10日から11日まではホッケンハイムリンクで。その後6月18日にスイスでも開催される。今回は、その一環のアジア圏に於けるイベントとして、更津市のポルシェ・エクスペリエンスセンター東京で開かれたという経緯だ。

 

この程のポルシェフェスティバルでは、この75周年を記念し「ハウスオブポルシェ」をテーマにポルシェジャパンが主催したポルシェオーナーや、ポルシェファンのためのイベントを実施した。

 

 

イベントの冒頭で、ポルシェジャパンのフィリップ・フォン・ヴィッツェンドルフ代表取締役社長は「ポルシェスポーツカーの誕生から75周年を皆さまと一緒に祝福する事が出来、本当に嬉しく思います。

 

私が社長に就任して1年近くですが、日本のポルシェファンの皆さま方が如何に熱いハートをお持ちであるか、そしてオーナーの皆さまが強い愛情をお持ちであるかを実感しております。

 

 

特に日本には素晴らしい状態のクラシックカーが沢山あります。これは日本市場の特長の一つであると思います。日本に於いてポルシェのブランドは非常に長い歴史があります。ポルシェジャパンは、更にこの歴史と伝統を育んでいく活動を今後も継続してまいります」と述べた。

 

その後ステージイベントとして、新型911ダカール、新型カイエンをジャパンプレミアとして初披露。歴代のポルシェ911や911ダカールのルーツでもあるポルシェ953のヒストリー、そして3世代にわたるカイエンのモデルの変遷などを紹介した。

 

 

また4日のジャパンプレミアでは、元F1ドライバーでルマンで6度目の優勝を果たしたジャッキー・イクス氏が登壇。同氏は「パリ-ダカールラリーは、この地球という惑星上、最もハードなレースです。パリからアフリカの大陸のダカールにむけてサハラ砂漠を、3週間走り続けます。およそ1万4000キロに及ぶこともあります。

 

 

山脈を超え、砂漠も越え、道なき道を走りトップスピードは時速200kmにも到達します。こういったオフロードをスポーツカーで走るということは、ポルシェにしかできないことです。

 

ポルシェは、ルマンでは19回も、そしてパリ-ダカールでも3回中、2度の勝利を収めました。ポルシェは最高のパフォーマンスを誇っています。それはレースカーだけでなく、皆さまクルマにも共通するものです」と語った。

 

 

イベント両日を通して、ポルシェオーナーやポルシェファンが交流することを目的にミートアップスタイルのイベント「ポルシェガレージ」も併催。

 

 

ポルシェジャパンが選ぶ「エキサイティング/パフォーマンス/ヘリテージ」の3部門と、観客投票によって選ぶ「パッション/カラフル」の2部門の計5部門から10台の受賞車を選出。他にポルシェAG監修媒体の「Type 7」で編集が組まれた生沢徹氏の特集記事が披露されるなどの催しを介して2日間を締め括った。

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

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1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

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1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

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日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

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1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

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株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。