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2023年11月19日【イベント】

アストンマーティンの祭典、浅草寺とFSWで開かれる

坂上 賢治

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特別なアストンマーティンが歴史ある金龍山浅草寺に集結

 

アストンマーティンのAPACオーナーたちが集う2年に1度のイベント、ASTON MARTIN ARCADIAが、11月17日から11月19日までの3日間、東京・浅草寺並びに、静岡県・富士スピードウェイで初開催された。

 

 

古代ギリシャの楽園を意味する「ARCADIA」にインスパイアされた同イベントでは、3日間にわたりアストンマーティンの過去、現在、未来を祝福し、ブランドの110周年記念イヤーの締め括りとなる特別な日となった。

 

併せて11月17(金)から18日(土)に掛けて、過去100年間における特別なアストンマーティンモデルが70台以上も浅草寺に集結し、コンクール・デレガンスも開催された。

 

 

DB12 VolanteとValourをAPAC地域で初めて一般公開

 

歴史ある浅草寺での自動車の展示はアストンマーティンが初となり、DB12 VolanteとValourがAPAC地域で初公開された。Valourはマニュアル・トランスミッションを備えた唯一のフロントエンジンV12スポーツカーモデルであり、純粋なドライビング体験を具現化が盛り込まれた。

 

またコンクール・デレガンスの審査では、業界の著名な専門家からなる5名の審査員が、ハイパーカークラスから1940年以前のクラシックカーまで、バラエティに飛んだ8つのカテゴリーで車両を審査した。

 

 

日本でもそのアイコニックな姿が愛されるCygnetも専用のクラスとして取り上げられた。『Best in Show』は、審査員の満場一致で「Aston Martin Speed Model Type C LMF385」に授与され、その希少性、エレガンス、状態の良さが評価された。加えて会場での一般投票による『Public Favorite』には、「Aston Martin Vanquish Zagato」が選ばれた。

 

APAC地域で過去最大のパレードを開催、東京の街中を50台が走行

 

授賞式の後、APAC地域で過去最大のオーナーズパレードが開催された。約50台の車両が浅草寺を出発、行き交う多くの人々の注目を集めながら、パレードは東京の街で華やかに締め括られた。

 

 

パレードの後は、舞台を富士山の麓に移し、限られたオーナーの皆様向けに富士スピードウェイホテルでの華やかなガラディナーとチャリティーオークションが開催された。

 

 

ここでの最後のオークションアイテムとして出品された2024年のフォーミュラ1のレプリカは2,900万円の金額で落札された。NOT A HOTEL、Quintessentially、CHAMPAGNE POMMERY、AUTOGLYM、Ginori 1735、Bowers & Wilkins、J. Laverack、VIBROAなど、アストンマーティンパートナーの支援を受け、チャリティオークションでの売上は合計3,540万円に到達した。なお同チャリティオークションで得た収益金は日本赤十字社に寄付される。

 

 

 

TRACK DAY、日本屈指の高速サーキット、富士スピードウェイで開催

 

最終日の11月19日は、APAC史上最大のアストンマーティンオーナーの集いが富士スピードウェイで開催され、会場には110台以上のアストンマーティンが集結した。

 

オープニングセレモニーでは、イベント参加者が普段は入ることのできないトラックを歩き、ホームストレートに「ARCADIA Gallery」として展示されたユニークなアストンマーティンの様々なモデルを間近で愉しんだ。

 

 

「ARCADIA Gallery」には次世代ミッドエンジン・スーパーカーであるValhallaや2023年のフォーミュラ1レプリカ、スリリングなオープンコクピットのDBR22、DB5 Goldfinger Continuation、そしてマニュアル・トランスミッションを備えた唯一のフロントエンジンV12スポーツカーモデルValourなどが展示されていた。

 

アストンマーティンをトラック上で体験するユニークな機会を提供

 

その後、ドラインビングセッションが開始されると、オーナーには4つのカテゴリー(Heritage Run、Family Run、Special Racing Run、Finale Parade Run)で自身のアストンマーティンのフルポテンシャルをサーキットで探る機会が与えられ、世界で最もパワフルなウルトラ・ラグジュアリーSUVであるDBX707でのホットラップも披露され、来場者は、そのパフォーマンスを堪能した。

 

 

また、オーストラリアからこのイベントのために特別に飛行してきたAirbus ACH130 Aston Martin Editionも富士スピードウェイで特別な1日を過ごした。

 

加えてゲスト達は、パドックのホスピタリティエリアで特別なおもてなしを受け、「Valhalla VRエクスペリエンス」を体験した。このVRテクノロジーはオーナー向けに開発されたブランド初のハイブリッドスーパーカー、Valhallaの素運転環境を体感するために開発された。

 

同イベントはアジア太平洋地域のオーナー達の新しい伝統の始まりを示す

 

最後にアストンマーティンAPACリージョナルプレジデントのグレゴリー・アダムス氏は、「日本で初めてASTON MARTIN ARCADIAを開催できたことを非常に誇りに思っています。このイベントは、110周年の非常に特別な年を締めくくるだけでなく、アジア太平洋地域のオーナーの皆様へ新しい伝統の始まりを示すものです。

 

 

長年にわたり作られてきた数多くの素晴らしいアストンマーティンのモデルがこれほど壮大な規模で集まり、この瞬間をオーナーや愛好家の皆様と共有できたことは大変な喜びでした。

 

次のASTON MARTIN ARCADIAを2025年に開催することを楽しみにしています。そこでは、世界で最も望まれるウルトラ・ラグジュアリー・ブランドであるアストンマーティンの成長、最新のテクノロジー、完璧なクラフトマンシップ、そして時代を超えたデザインをお届けできることでしょう」とイベントの華やかな成功を振り返った。

 

ASTON MARTIN “ARCADIA” TOKYO 2023 CONCOURS: 受賞一覧
– The Best in Show: Aston Martin Speed Model Type C LMF385 ( No.3)
– Restoration Class: Aston Martin Le Mans (Entry No.2)
– 1923-1932 Class: Aston Martin International (Entry No.1)
– Gaydon Specials Class: Aston Martin Lagonda Taraf (Entry No.52)
– V8 Heritage Car Class: Aston Martin V8 Vantage Zagato (Entry No.8)
– DB1-9 Class: Aston Martin DB4 Series 4 Vantage (Entry No.92)
– DB11-12. DBX Class: Aston Martin DBS Superleggera Concorde Edition (Entry No.30)
– Cygnet Class: Cygnet (Entry No.20)
– Hyper Car Class: Aston Martin Valkyrie (Entry No.50)
– Public Favorite: Aston Martin Vanquish Zagato (Entry No.44)

 

 

審査員一覧
– スティーヴ・ワディンガム(審査員長) – アストンマーティン・ラゴンダ社 ヒストリア
– ギャリー・テイラー – アストンマーティン ヘリテージトラスト
– 中村 史郎 – カーデザイナー、(株)SN DESIGN PLATFORM 代表取締役、- – Hollywood Hills Creative Platform LLC. 社⻑
– 奥山 清行 – カーデザイナー、(株)KEN OKUYAMA DESIGN 代表
– 堀江 史朗 – オクタン日本版 編集長、(株)SHIRO 代表取締役

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

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1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

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(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

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経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

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1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。