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2024年5月8日【トピックス】

アストンマーティン、英国国王賞の技術部門を獲得

坂上 賢治

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アストンマーティンは5月7日(英国・ゲイドン発)、栄えある英国国王賞のイノベーション部門を受賞した。

 

アストンマーティンはビスポークでのレザーインテリアの制作で、ハンドクラフトと先端技術を融合させるという独自のアプローチで、レザーシートに装飾性と冷却機能の両方を持たせる穴あけ(穿孔)キルティング技術を開発し特許を取得した。

 

 

この独自の製造技術により、従来の伝統的なやり方では成しえなかったデザイン処理が可能となり、よりパーソナライズ感の高いアストンマーティンを作ることができるようになったという。これらの技術の積み重ねが、今回の栄冠獲得に繫がったとしている。

 

今回の栄誉について、アストンマーティンでエグゼクティブ・チェアマンを務めるローレンス・ストロール氏は、「イノベーションにコミットする会社として、アストンマーティンのビスポークインテリアの品質と職人の創意工夫の両方を讃える英国国王賞の受賞を、この上ないほど誇りに思います。

 

 

この受賞は、ハンドクラフトと最先端製造技術の融合によって、私たちのウルトラ・ラグジュアリーなインテリアと、私たちの製造チームがいかに高いレベルでパーソナライゼーションをお客様へ提供しているかに光を当て浮き彫りにしました。それも、シートのコアである機能性には妥協をしない上でのことです」と誇らしげに語っている。

 

ちなみに英国国王賞は、以前は英国女王賞として知られていたもので、イギリスでもっとも権威のあるビジネス表彰である。

 

 

同賞は1965年に創設され、イギリスの突出したビジネスの表彰を通じて故クイーン・エリザベス2世のレガシー継承を希望した現国王陛下の意により、昨年名称が変更された。

 

受賞者は受賞後5年間、名誉ある英国国王賞エンブレムを使用することができる。アストンマーティンは1998年以来今回で3度目の受賞となっている。

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

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1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

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1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。