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2023年12月12日【トピックス】

堀場製作所の自動運転システム、独でデザイン賞を獲得

坂上 賢治

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自動運転システム ADS EVO

 

堀場製作所(本社:京都市南区、代表取締役社長:足立 正之)の自動運転システム ADS EVOが12月12日、ドイツの国際デザイン賞の「German Design Award 2024」で優秀賞(Winner)を獲得した。

 

「German Design Award」は、1953年に設立されたドイツデザイン評議会(The German Design Council)が主催する国際的なデザイン賞。

 

世界各国で開催されている他のデザイン賞を受賞するなど一定の評価を受けた作品の中から、ドイツデザイン評議会の推薦を受けた作品のみがノミネートされる世界的に権威のある賞となる。

 

そのため、ノミネート自体が名誉とされ、その審査の厳しさからも「賞の中の賞」と呼ばれている。そんな賞の構成は、<Gold/Winner/Special Mention/Nominee>の4つからなり、ノミネートされた作品の中からより優れたデザインにGold(最優秀賞)、Winner(優秀賞)、Special Mention(特別賞)が与えられる。

 

 

German Design Awardの受賞は堀場製作所としては3度目となり、Winnerの受賞は初。堀場製作所では、今後もユーザビリティの高いデザインを追求し、お客様にとって価値ある製品を提供していきますと話している。

 

受賞製品の「自動運転システム ADS EVO」は、シャシダイナモ試験で人間に代わり試験車両を運転する装置。

 

シャシダイナモ試験とは、自動車メーカーなどで行われる試験手法の一つで、試験車両を実験室内のローラー上で運転し、燃費や排ガス成分などを評価する試験。同製品は、試験車両の特性を学習して人間のドライバーと同じように試験車両を運転することで試験を自動化する。

 

また、電動化などカーボンニュートラルの実現に向けた計測ニーズを捉え、従来の主用途である排ガスや燃費に加え、電費の評価・認証など幅広い試験に対応。更に設置に要する時間を従来製品から大幅に短縮するなど、全てのユーザーに対する使い易さと省力化を両立させている。

 

German Design Award 2024 受賞製品サイト

 

製品詳細:自動運転システム ADS EVO

 

社名:株式会社堀場製作所 (HORIBA, Ltd.)
代表者:代表取締役会長兼グループCEO 堀場 厚
    代表取締役副会長兼グループCOO 齊藤 壽一
    代表取締役社長 足立 正之
創業:1945年(昭和20年)10月17日
設立:1953年(昭和28年)1月26日
本社所在地:〒601-8510 京都市南区吉祥院宮の東町2
資本金:120億1千1百万円(2022年12月31日現在)
連結売上高:2,701億3千万円(2022年12月期)
グループ従業員数:8,432名(2022年12月31日現在)
事業内容:分析・計測に関する周辺機器の開発・製造・販売・サービス

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

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1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。