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2022年2月17日【アフター市場】

JAF、環状交差点での危険な場面を体感する動画を公開

NEXT MOBILITY編集部

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JAFは2月17日、事故防止効果のある「実写版」危険予知・事故回避トレーニングに新規テーマとして「ラウンドアバウト(環状交差点)編」をウェブサイトとYouTube公式アカウントに公開した。

 

日本では珍しい“ラウンドアバウト(環状交差点)とは、ヨーロッパを発祥とする交差点形式のひとつで、日本でも2014年9月に施行された道路交通法改正に基づき、環状交差点の名称で法律的に整備された。原則、進入時に一時停止の必要がなく、右からくる車に注意して進入する。環状部分をすでに通行している車両がある場合は、その車両に優先権があるため通行を妨害してはいけない。合流と分岐を繰り返すことで、より安全に進行方向を変えられる。

 

日本ではあまり見られない交差点形式だが、まったくないわけではない。実際にこの“ラウンドアバウト(環状交差点)”を走行する際に何が危険なのかをしっかり把握できるよう、あたらしくこの「ラウンドアバウト(環状交差点)編」を公開したとしている。

 

動画では、環状交差点(ラウンドアバウト)を走行中、一つ先の道路を左折するため、早めに左ウインカーを出したが、左前方の道路にいた青い車両からは左折してくると思い込まれ、ラウンドアバウト内に進入し危うく事故になるシーンを体験する。

 

環状交差点、いわゆるラウンドアバウトを走行する際は、いつもと違った道路形状のため注意が必要となる。通常、交差点を左折するときは30m手前から合図を出すが、ラウンドアバウト内から左折するときは、そのひとつ手前の道路を通過するときに合図を出すことになっている。他の通行車(者)から勘違いされないようにウインカーをつけるタイミングには注意しつつ、飛び出してくるかもしれないと予測する。

 

また、歩行者や自転車など他の道路利用者の動きに配慮するほか、ラウンドアバウトに進入する場合も、走行車両に注意し、しっかりと安全確認をしてから合流する。

 

さらに、夜間編も新たに公開している。夜間に街灯の少ない道路を走行する際の注意として、歩行者や自転車が見えにくくなる危険シーンを体験できる。

 

JAFでは、今回公開した内容のほかにも“危険な場面”を想定したさまざまな動画を「実写版」危険予知・事故回避トレーニングとして公開。また、これらの動画をクイズ化した「交通安全3分トレーニング」も公開している。

 

 

 

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。