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2021年7月2日【MaaS】

スマートシティ会津若松、モビリティ×地域コンテンツを実証

NEXT MOBILITY編集部

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周遊コンテンツの画面イメージ

 

 

三菱商事と、昭文社ホールディングスの子会社であるマップルは、両社のノウハウとHERE Technologies社(以下「HERE」)の位置情報技術を融合した観光サービスの共同検討に関する覚書(以下「本覚書」)を締結し、スマートシティを掲げる福島県会津若松市において、地域の移動需要創出に向けた実証実験を、一般財団法人会津若松観光ビューロー(以下「会津若松観光ビューロー」)の協力の下で開始したと、7月2日発表した。

 

会津若松市は「スマートシティ会津若松」を掲げ、市民目線で、産官学連携によって ICT (情報通信技術)を活用したまちづくりに取り組んでいる。

 

三菱商事は、ICTオフィスビルである「スマートシティ AiCT(アイクト、以下「AiCT」)」に、2019年より三菱商事デジタルイノベーションセンターを開設、会津若松市の連携事業者としてスーパーシティ構想の推進に参画している。また、モビリティ部会の座長として、AiCTでの同領域のDX事業化及び、地域の豊かさを感じる移動サービス群の構築を推進している。

 

実証実験はこのサービス群の一つと位置付け、AiCT入居企業との協業や、多様な都市データとの連携、位置情報の活用などにより、地域の移動需要の創出及び、地域のネットワーク・コミュニケーションの活性化を目指す。

 

 

■実証実験の概要

① 地域の魅力的な周遊コンテンツ配信と移動を支援するレンタサイクルの予約サービス提供
– 周遊コンテンツ配信

東北有数の観光スポット「鶴ヶ城」の訪問客に対して、HEREのルーティング機能等を活用して、地域の魅力的なスポットを巡るコースを提示、ユーザーは自分の嗜好に合ったコースを選択できる。また、ワンストップで会津若松観光ビューローの運営するレンタサイクルの予約も可能となり、スムーズな移動体験を支援する。

 

– レンタサイクルの予約サービス

レンタサイクルの活用により、旅行者は城下町特有の複雑な路地もスムーズに移動でき、また、自動車からの乗り換えによる渋滞緩和や環境負荷の軽減も期待できる。今後はレンタサイクル以外のモビリティとの連携により、更なる移動の最適化に向けて取り組む予定。

 

② ユーザーの移動情報の可視化・分析
ユーザーの属性・嗜好情報とレンタサイクルのGPS機器から取得できる移動情報を掛け合わせ、HEREロケーションプラットフォーム上で可視化・分析する。その分析結果を、新たな地域需要の創出、パーソナライズされた旅程提案、ストレスフリーな移動体験の実現に向けて活用する。

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。