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2020年11月12日【新型車】

GM、新型「キャデラック エスカレード」を発表

NEXT MOBILITY編集部

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ゼネラルモーターズ・ジャパン(GM)は11月12日、フルサイズラグジュアリーSUV「キャデラック エスカレード」の新型モデルを、全国のキャデラック正規ディーラーネットワークで11月13日から販売開始すると発表した。メーカー希望小売価格(税込)は「キャデラック エスカレード プラチナム」が1,490万円、「キャデラック エスカレード スポーツ」が1,520万円。

 

 

さらに、発売を記念して、好みのエクステリアカラー・インテリアカラーが選べる「プレオーダーキャンペーン」を同日11月13日から2021年1月17日までの期間限定で実施する。納車開始は2021年夏頃の予定。

 

 

なおGMジャパンでは、2021年1月15日から1月17日に幕張メッセで開催予定の「TOKYO AUTO SALON 2021」にて新型「キャデラック エスカレード」を国内初公開の予定だ。

 

 

新型「キャデラック エスカレード」の主な特徴は以下の通りとなっている。

 

 

■エスカーラ コンセプトのエッセンスを取り入れた洗練されたデザイン

 

2016年にペブルビーチで初披露した、次世代に向けて進化するキャデラックデザインの方向性を取り入れた。スリムでスマートな新型ホリゾンタルヘッドライトによって先代エスカレードと差別化しつつ、垂直方向を強調したドラマチックなテールランプがキャデラック伝統の外観を継承。先進の照明技術が大胆な存在感を演出する。

 

 

■グレードはラグジュアリー系とスポーツ系の2展開

 

 

 

ラグジュアリー系グレード「プラチナム」と、より精悍な顔つきが特徴の「スポーツ」を用意。ホリゾンタルバーを配したガルバノグリルの「プラチナム」に対し、ブラックメッシュグリルやブラックトリムが外観の特徴の「スポーツ」。個性が際立つ2つのグレードから、ライフスタイルや趣向に合わせて最適なモデルを選ぶことができる。

 

 

■より大きく、さらにゆとりのある室内空間

 

 

 

 

ホイールベース(+121㎜)、全長の拡大(+187㎜)による新たな車両構造や、新しい独立懸架リアサスペンション採用によって室内のフロア高が低く抑えられ、キャビン空間とラゲッジスペースを拡大。前世代モデルよりも、3列目シートのレッグルームはおよそ40%大きくなった。居住空間が広がるだけでなく、2列目および3列目のシートにもより簡単にアクセスできるようになり、3列目乗員のより快適な着座姿勢を実現している。

 

 

 

 

■業界初「湾曲型OLEDディスプレイ」や「AKG製オーディオシステム」など独自の最先端テクノロジーを搭載

 

インテリアには自動車業界で初となる「湾曲型OLEDディスプレイ」を搭載。対角線の長さが38インチ超の大型ディスプレイエリアを備え、現在生産されている車載用ディスプレイの中で最大の色域(ピクセル密度が4Kの2倍)を提供。鮮やかな色や画質を特徴とするOLEDは、車両ディスプレイを覆うフードの必要がなく、より明るく乱反射のない環境を作り出し、湾曲形状で視認性も向上する。

また有名ミュージシャンがレコーディングやライブで使用するマイクやヘッドフォンで知られる世界的メーカーAKG製のオーディオテクノロジーを車載のオーディオシステムに導入。36のスピーカーで構成された画期的な音響空間は、驚くほど鮮明で没入感のあるサウンドエクスペリエンスを提供するほか、前後乗員の声を内蔵マイクで捉えてスピーカーから出力することで広い車内でのコミュニケーションを強化できる。

 

 

 

 

そのほか、安全性や快適性を向上させる各種装備を採用。GMジャパンが株式会社ゼンリンデータコムと共同開発した完全通信車載ナビ「クラウドストリーミングナビ」を標準装備とし、トンネルなどGPSで測位できない環境でも自律航法が可能に。
また、4台の外部カメラで撮影した車両周辺の状況を、200万画素の鳥瞰図で表示する「サラウンドビジョン」を標準装備。最大 9つのカメラビュー(リアカメラガイドラインを含む)を提供し、より簡単なヒッチ操作をサポートする牽引統合パッケージを採用している。
また新型の「リアシートエンターテインメント」は、クラス初の12.6インチ独立タッチ式HDディスプレイを左右のシートバックに備え、HDMIおよびUSB入力を介してゲーム、音楽、映像を再生するストリーミング機能、スマートフォンのミラーリングが可能となっている。車内各所に各種充電/入力ポートを用意したほか、フロアコンソール内冷蔵庫には冷凍機能も追加されている。

 

 

■優れたレスポンスとドライビングエクスペリエンスを提供するシャーシテクノロジー

 

走りに関する点では、新開発の独立懸架リアサスペンションを採用。各ホイールが個別に路面状況に対応し、乗り心地、ステアリングの応答性、ドライバーのコントロール性を飛躍的に向上させた。また、世界最速で反応するサスペンション技術「マグネティックライドコントロール」は改良を加えた最新システムを採用しており、センサーで継続的に路面の変化を「読み取る」ことで、ほぼ瞬時にショックアブソーバーの減衰率を調整する。従来のコンピューター制御のものよりもはるかに高速に反応し、車体の上下動やボディロール、大型SUV固有の振動を軽減する。さらに、きめ細かな車高の調整を行う「アダプティブエアライドサスペンション」、あらゆる状況下で、可能な限りのトルクをホイールに供給しトラクションを向上させる「電子制御式リミテッドスリップディファレンシャル(eLSD)」との組み合わせで、優れたボディコントロールが実現している。

 

 

■圧倒的なパワーと優れた応答性を発揮するパフォーマンス性能

 

パワーユニットには、新しい6.2L V8エンジンを標準搭載。新型「エスカレード」の特徴である自信に満ちたパフォーマンスを実現。可変バルブタイミング、オートストップ/スタート機能、ダイナミックフューエルマネジメントテクノロジーを搭載し、426馬力(313kW)のパフォーマンスと効率性を両立させ、エレクトロニックシフトコントロールを備えた10速オートマチックトランスミッションと組み合わされる。

 

 

●「キャデラック エスカレード プレオーダーキャンペーン」

 

エクステリア8色、インテリア3色から好みのカラーを選べる「プレオーダーキャンペーン」。対象はプラチナム/スポーツ両グレード​で、エクステリアカラー8色、インテリアカラー3色から選択が可能。特にエクステリアカラー3色(スポーツは7色)、インテリアカラー1色(スポーツは2色)はキャンペーンのみで選択が可能​となっている。

 

 

■「プレオーダーキャンペーン」概要

【URL】https://www.cadillacjapan.com/escalade/preorder.html

【開催期間】2020年11月13日(金)~2021年1月17日(日)

【対象モデル】キャデラック エスカレード プラチナム」/キャデラック エスカレード スポーツ

【注文方法】全国キャデラック正規ディーラーより受付

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。