NEXT MOBILITY

MENU

2023年9月4日【一部改良】

マツダ、CX-30・商品改良モデルの予約開始

NEXT MOBILITY編集部

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

マツダ・ロゴ

マツダは9月4日、クロスオーバーSUV「MAZDA CX-30 」を商品改良し、全国のマツダの販売店を通じて、同日より予約受付を開始すると発表した。発売は10月下旬を予定。価格(消費税10%込)は255万6,400円から。

 

なお、この商品改良を以てCX-30は全機種でMT車を廃止。また、SKYACTIV-X搭載機種および、「20S Proactive」と「XD Proactive」機種の4WDモデルが廃止となる。

 

「MAZDA CX-30」は、丁度よいサイズ感と市街地での取り回しの良さが好評のクロスオーバーSUV。今回の商品改良では、安全性と利便性・快適性を向上させ、新たに外板色を追加。また、レトロモダンの世界観をテーマにスポーティーさを融合した特別仕様車の「Retro Sports Edition(レトロ・スポーツ・エディション)」を設定した。

 

MAZDA CX-30 Retro Sports Edition MAZDA CX-30 Retro Sports Edition

 

安全性の向上については、マツダの安全思想「MAZDA PROACTIVE SAFETY(マツダ・プロアクティブ・セーフティ)」に基づき、AT誤発進抑制制御やドライバー・モニタリング(*1)に新機能を追加し、運転時の安心感を高めた。

 

また、利便性・快適性の向上については、大型化した「10.25インチセンターディスプレイ*1」を新たに採用したほか、「ワイヤレス充電(Qi)」(*1)や「ワイヤレス接続機能(Apple CarPlay(*2)対応)」、「USB-Type C端子(照明付)」を追加し、モバイル機器との連携や乗降時の接続操作を簡単に。コネクティッドサービス領域では、従来の「コンフォートプラン」に加えて、新たに2つの有料プラン「見守りプラン」と「リモートエンジンスタート」を追加設定した。

 

さらに、機種の特徴に合わせて、エンジン体系やオプションを見直し、機種体系を整理すると共に、昨今の原材料価格や物流費などの高騰に伴う価格改定を実施する。

 

 

[商品改良の概要]

1.安全装備に新機能を追加し、安全性を向上

・AT誤発進抑制制御[前進時/後退時]の進化。

– 従来の「車・壁などの障害物」に加えて、「歩行者(前方)」も検知対象となった。

・ドライバー・モニタリング(*1)の進化。

– 「わき見警報機能」を新たに追加。運転者の脇見を検知すると、画面表示と警報音を用いて運転者に注意を促す。

 

2.新装備や機能を追加し利便性・快適性を向上

・10.25インチセンターディスプレイを採用(*1)

– 従来の8.8インチから、大型化した10.25インチセンターディスプレイを新たに採用(*1)。

・モバイル機器のワイヤレス接続機能、ワイヤレス充電の追加(*1)

– Apple CarPlay/Android Auto(*2)接続機能(有線)に加えて、ワイヤレス接続機能(Apple CarPlay(*2)対応)を追加(*1)。
– ワイヤレス充電(Qi)、USB-Type C端子(照明付)を追加(*1)。

・コネクティッドサービスの提供機能拡充

– CX-60やMAZDA3提供のプラン・サービスがCX-30でも利用可能に。

【見守りプラン】マツダマイカーケア:車両へのいたずらや盗難が発生した時、警備会社からガードマンを派遣、車両の状態確認・監視を行う(全グレードに標準装備)/ドライバーケア:任意でクルマの速度や運転時間、走行エリアを「MyMazda」アプリに設定しておくことで、設定した条件になると「MyMazda」アプリにアラートを届ける。

【リモートエンジンスタート】「MyMazda」アプリを利用し、クルマから離れていてもエンジンのON/OFF操作が可能。クルマの空調システムと連携し、走行開始時の視界確保および快適な車内温度の確保に貢献。

 

3.新たな外板色を追加

・「セラミックメタリック」と「ジルコンサンドメタリック」を新規設定。

 

4.特別仕様車「Retro Sports Edition」の設定

・エクステリアのイメージカラー(*3)をジルコンサンドメタリックとし、ドアミラーやホイール、シグネチャーウイングをブラックで統一。

・インテリアを、レトロな雰囲気を醸し出すテラコッタカラーとスポーティーさを際立たせるブラックでコーディネート。各所にテラコッタカラーのステッチを施すと共に、スエード調生地のレガーヌ(*4)をシート中心部・インパネに採用。

・ベース機種(Black Tone Edition)に以下の装備を追加。

(1)ドライビング・ポジション・サポート・パッケージ。

– 運転席10Wayパワーシート&ドライビングポジションメモリー機能。
– 運転席&助手席シートヒーター。
– ステアリングヒーター。
– ドアミラーリバース連動機能。

(2)自動防眩ルームミラー(フレームレス)。
(3)LEDマップランプ(リア)。
(4)ボーズサウンドシステム(AUDIOPILOT2+Centerpoint2)+12スピーカー。

 

MAZDA CX-30 Proactive Touring Selection MAZDA CX-30 Proactive Touring Selection

 

[メーカー希望小売価格 改定一覧(消費税込)]

<機種名、駆動、エンジン、旧価格、新価格>
– 20S、2WD、e-SKYACTIV G 2.0、2,458,500円、2,556,400円
– 20S、4WD、e-SKYACTIV G 2.0、2,695,000円、2,792,900円

 

– 20S Proactive、2WD、e-SKYACTIV G 2.0、2,678,500円、2,776,400円

 

– 20S Black Tone Edition、2WD、e-SKYACTIV G 2.0、2,728,000円、2,990,900円
– 20S Black Tone Edition、4WD、e-SKYACTIV G 2.0、2,964,500円、3,227,400円

 

– 20S Proactive Touring Selection、2WD、e-SKYACTIV G 2.0、2,799,500円、3,012,900円
– 20S Proactive Touring Selection、4WD、e-SKYACTIV G 2.0、3,036,000円、3,249,400円

 

– 20S Retro Sports Edition、2WD、e-SKYACTIV G 2.0、―、3,166,900円
– 20S Retro Sports Edition、4WD、e-SKYACTIV G 2.0、―、3,403,400円

 

– XD Proactive、2WD、SKYACTIV-D 1.8、2,953,500円、3,051,400円

 

– XD Black Tone Edition、2WD、SKYACTIV-D 1.8、3,003,000円、3,265,900円
– XD Black Tone Edition、4WD、SKYACTIV-D 1.8、3,239,500円、3,502,400円

 

– XD Proactive Touring Selection、2WD、SKYACTIV-D 1.8、3,074,500円、3,287,900円
– XD Proactive Touring Selection、4WD、SKYACTIV-D 1.8、3,311,000円、3,524,400円

 

– XD Retro Sports Edition、2WD、SKYACTIV-D 1.8、―、3,441,900円
– XD Retro Sports Edition、4WD、SKYACTIV-D 1.8、―、3,678,400円

 

*特別塗装色のため、スノーフレイクホワイトパールマイカはメーカー希望小売価格33,000円(消費税抜き価格30,000円)高、マシーングレープレミアムメタリックはメーカー希望小売価格55,000円(消費税抜き価格50,000円)高、ソウルレッドクリスタルメタリックは66,000円(消費税抜き価格60,000円)高となる。

*全機種に搭載されているMT車は廃止となる。
*SKYACTIV-X搭載機種である「20S Proactive」と「XD Proactive」の4WDは廃止となる。
*価格等の詳細は、マツダの公式ホームページ にて確認。

*1:20S/XD/ Black Tone Edition、20S/XD/Proactive Touring Selection/Retro Sports Edition に標準装備、20S/XD Proactiveはメーカーオプション設定、20Sは装着不可。
*2:Apple CarPlay、iPhone、Siriは、米国およびその他の国々で登録されたApple Inc.の商標。iPhoneの商標は、アイホン株式会社のライセンスにもとづき使用されている。一部対応していない機種がある。対応機種について詳しくは、アップル社のホームページ を参照。Android および Android Auto は Google LLCの登録商標。

*3:ジルコンサンドメタリック以外のカラーも選択可能です。
*4 :「レガーヌ」はセーレン社の登録商標。

CLOSE

坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。