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2021年8月27日【テクノロジー】

日産と三菱自、NMKV開発の軽EVを来年度初頭に発売

NEXT MOBILITY編集部

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NMKV・HP

 

日産自動車と三菱自動車工業は8月27日、両社共同プロジェクトとしてNMKV(※1)にて企画・開発を進める新型の軽クラスの電気自動車(EV)を、2022年度初頭に国内発売すると発表した。

新型の軽EVは、総電力量20kWhの駆動用バッテリーを搭載。全長3395㎜、全幅1475㎜、全高1655㎜(日産)/1670mm(三菱自)と、取り回しに優れ、運転支援技術をはじめとする、様々な先進技術を搭載。さらに、蓄えた電力をV2H(Vehicle to Home)機器を介して家庭へ供給するなど、非常用電源としての活用も可能。実質購入価格は約200万円(※2)からとなる見込み。

 

“軽”の概念を覆すEVならではの力強い加速、滑らかな走り、そして高い静粛性を兼ね備えたモデルになると云う。

 

 

三菱自動車は、2009年6月に世界初となる量産型・軽EV「アイ・ミーブ(i-MiEV)」を発売し、その後、軽商用EVの「ミニキャブ・ミーブ」「ミニキャブ・ミーブ トラック」をラインアップするなど、早くから環境負荷低減のための活動を実施。

 

今後も、「環境ターゲット2030(※3)」で担げる、2030年までに新車のCO2排出量40%削減という目標達成に向けて取り組み、持続可能な社会の実現に貢献していくとしている。

 

 

一方、日産は、ゼロ・エミッション車のパイオニアとして、これまでに全世界で50万台以上、国内で15万台以上のEV「日産リーフ」を販売し、また環境負荷低減や災害対策などの課題解決のための日本電動化アクション「ブルー・スイッチ」活動を推進。

 

2030年代早期より、主要市場で投入する新型車をすべて電気自動車(EV)などの電動車両とすることを目指し、引き続き、電動化技術の開発、電動化モデルのラインアップ拡充に向け取り組んでいくとしている。

 

※1:軽自動車の商品企画やプロジェクトマネジメント等を行う、日産自動車と三菱自動車の合弁会社。
※2:車両本体価格から補助金額(今年度と同額と想定)を差し引いた購入額。リサイクル料金、保険料、消費税以外の税金、届出等に伴う諸費用は含まれない。
※3:(参考)三菱自動車の環境への想いを込めた動画「自然と併走して、未来へ。」:https://www.mitsubishi-motors.co.jp/carlife/evphev/

*仕様は2021年8月時点のものであり、今後変更となる場合がある。

 

 

■NMKV:https://nmkv.com/

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。