スズキは３月１日、インド子会社のマルチ・スズキ・インディア社がグジャラート州ムンドラ港から南アフリカに向け、２月２７日に出荷した小型乗用車（※）の輸出を以て、インドからの累計輸出台数が、200万台に到達したと発表した。

マルチ・スズキは、1986年に近隣アジア向けに「マルチ800」等の輸出を開始し、翌1987年にはハンガリー向け出荷により輸出を本格化。以来、「アルト」、「A-Star」など多様なモデルを欧州、アジアなど世界各国に供給し、輸出開始から26年をかけて2012年に累計100万台を達成。

更に2018年3月、スズキは、四輪車生産の100%子会社であるスズキ・モーター・グジャラート社で生産するモデルの輸出も開始。累計100万台達成から9年で累計200万台を達成した。

マルチ・スズキ社は現在、今年1月に輸出を開始した「ジムニー」をはじめ、「バレーノ」、「スイフト」、「ディザイア」など14のモデルを、100を超える国と地域に向けて輸出しており、近年はアフリカ、中南米、中近東といった重点市場への輸出を加速させている。

インドを海外市場向け製品の重要な生産・輸出拠点と位置付けるスズキは、引き続き同国の生産体制を強化し、グローバル市場への輸出促進を通じ、インド政府が推進する「Make in India」に貢献していくとしている。

※「エスプレッソ」、「スイフト」、「ビターラブレッツァ」。

■マルチ・スズキ・インディア（英語）：https://www.marutisuzuki.com/