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2022年9月26日【新型車】

トヨタ、ハリアーを一部改良しPHEVモデルを新設定

NEXT MOBILITY編集部

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モーター走行(WLTCモード)は93キロメートル、急速充電(V2E)には対応せず

 

トヨタ自動車は9月26日、ハリアーを一部改良すると共に、プラグインハイブリッドシステム搭載車(PHEV)を新設定し、ガソリン車とハイブリッド車(HV)を10月4日に、PHEVを同月31日に発売すると発表した。メーカー希望小売価格(税込)は312万8,000円から(PHEVモデルは620万円)。

トヨタ自動車・ロゴ

1.主な改良内容

 

・プリクラッシュセーフティに交差点右折時の対向直進車及び右左折時の対向方向から横断してくる歩行者を検知する機能を追加した予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」を全車に標準装備。

 

 

・コネクティッドナビ対応のディスプレイオーディオを採用。12.3インチの大画面ディスプレイを設定(*1)した他、車載ナビを搭載(*2)。クルマがWi-Fiスポットになる、「車内Wi-Fi(*3)」を採用。

 

 

・12.3インチTFTカラーメーター+マルチインフォメーションディスプレイを採用(*1)。

 

上段:Z“Leather Package”(ハイブリッド車・2WD)(プラチナホワイトパールマイカ)<オプション装着車>。下段左:S(ガソリン車・2WD)(ダークブルーマイカ)。下段右:G(ハイブリッド車・2WD)(センシュアルレッドマイカ)<オプション装着車>。 上段:Z“Leather Package”(ハイブリッド車・2WD)(プラチナホワイトパールマイカ)<オプション装着車>。下段左:S(ガソリン車・2WD)(ダークブルーマイカ)。下段右:G(ハイブリッド車・2WD)(センシュアルレッドマイカ)<オプション装着車>。

 

 

 

2.PHEVモデルについて

 

・“Zグレード”に大容量リチウムイオンバッテリーを搭載するPHEVモデルを設定。モーターによる走行性能を高めると共に、のびやかで上質な加速と低重心による優れた操縦安定性を実現。

 

・専用のフロントグリルなどを採用。

 

・専用外板色にグレーメタリックを含む4色を設定。随所にブラック塗装を施した他、内装には、インストルメントパネルからドアトリムへ金属メッシュ質感のダークレッドパイピングオーナメントを採用。

 

・最大1,500W(AC100V)の外部給電システムや後席シートヒーター、床下透過表示機能付パノラミックビューモニターを標準装備。

 

 

 

[PHEVモデルの主要諸元]

 

– エンジン:

型式:A25A-FXS
排気量(cc):2,487
最高出力(kW[PS]/rpm):130[177]/6,000
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm):219[22.3]/3,600

– フロントモーター:

型式:5NM
最高出力(kW[PS]):134[182]
最大トルク(N・m[kgf・m]):270[27.5]

– リヤモーター(E-Four):

型式:4NM
最高出力(kW[PS]):40[54]
最大トルク(N・m[kgf・m]):121[12.3]

– システム最高出力(kW[PS])(*4):225[306]

– 駆動用バッテリー:

種類:リチウムイオンバッテリー
容量(Ah):51
総電圧(V):355.2
総電力量(kWh):18.1

 

 

*1:Zグレード、Z“Leather Package”に標準装備。(Gグレードは、オプションの12.3インチTFTカラーメーターを選択時には、ディスプレイオーディオが、12.3インチディスプレイとなる)。
*2:Zグレード、Z“Leather Package”に標準装備。
*3:車内Wi-Fiは、T-Connect サービスの有料オプション。
*4:エンジンとリチウムイオンバッテリーにより、システムとして発揮できる出力(トヨタ自動車算定値)。

 

 

[メーカー希望小売価格](消費税込み)

 

・3,128,000円~6,200,000円(PHEV:6,200,000円)

※価格は一部の地域で異なる。リサイクル料金が別途必要。

 

 

 

 

■(トヨタ)ハリアー:https://toyota.jp/harrier/
■(トヨタ)ハリアーの価格・グレード:https://toyota.jp/harrier/grade/

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。