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2020年6月17日【新型車】

トヨタ、新型ハリアーを6/17発売

NEXT MOBILITY編集部

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トヨタ自動車・ロゴ

トヨタ自動車は、新型ハリアーを、全国のトヨタ車両販売店を通じて6月17日から発売する。メーカー希望小売価格(税込み)は、299万円から。

 

 

トヨタでは、新型ハリアーの開発において、実用性や数値一辺倒ではなく、人の心を優雅に満たすものとしての感性品質を重視。新型ハリアーでは、そのフォルムや室内空間、走りが醸し出す雰囲気など、SUVのカテゴリーを超えた、“より人生を豊かにするパートナー”という新たな価値が提示されていると云う。

 

 

 

 

また新型ハリアー発売に際し、Web上でのオンライン商談(*1)を推進。自宅にいながら、指定した販売店の詳細な見積りシミュレーションや、営業スタッフとのメッセージ交換を可能とした。

 

なお、愛車サブスクリプションサービス「KINTO ONE(*2)」では、見積りから申込み、契約までのすべてをWeb上で完結することも可能。料金は、7年プラン・ボーナス併用払いなしの場合、月額54,010円(税込み/*3)から利用可能。

 

*1:https://toyota.jp/harrier/
*2:任意保険、定期メンテナンス、自動車税、故障修理、登録諸費用・税金、車検費用(5/7年プランの場合)等の諸経費がパッケージ化された月額定額サービス(https://kinto-jp.com)。

*3:Gグレード(ガソリン仕様 2WD)、ディスプレイオーディオ(スマホ連携)パッケージの場合。

 

 

 

 

[販売概要]

 

・月販目標台数:3,100台

 

[生産工場]

 

・トヨタ自動車(株) 高岡工場

 

 

 

 

[メーカー希望小売価格] (消費税込み/単位:円)

 

■ガソリン仕様

 

<グレード、エンジン、トランスミッション、駆動、価格(*)>

– S、M20A-FKS(ダイナミックフォースエンジン2.0L)、Direct Shift-CVT、2WD(FF)、2,990,000

 

– S、M20A-FKS(ダイナミックフォースエンジン2.0L)、Direct Shift-CVT、4WD、3,190,000

 

– G、M20A-FKS(ダイナミックフォースエンジン2.0L)、Direct Shift-CVT、2WD(FF)、3,410,000

 

– G、M20A-FKS(ダイナミックフォースエンジン2.0L)、Direct Shift-CVT、4WD、3,610,000

 

– G“Leather Package”、M20A-FKS(ダイナミックフォースエンジン2.0L)、Direct Shift-CVT、2WD(FF)、3,710,000

 

– G“Leather Package”、M20A-FKS(ダイナミックフォースエンジン2.0L)、Direct Shift-CVT、4WD、3,910,000

 

– Z、M20A-FKS(ダイナミックフォースエンジン2.0L)、Direct Shift-CVT、2WD(FF)、3,930,000

 

– Z、M20A-FKS(ダイナミックフォースエンジン2.0L)、Direct Shift-CVT、4WD、4,130,000

 

– Z“Leather Package”、M20A-FKS(ダイナミックフォースエンジン2.0L)、Direct Shift-CVT、2WD(FF)、4,230,000

 

– Z“Leather Package”、M20A-FKS(ダイナミックフォースエンジン2.0L)、Direct Shift-CVT、4WD、4,430,000

 

■ハイブリッド仕様

 

<グレード、エンジン+トランスミッション、駆動、価格(*)>
– S、リダクション機構付のTHSⅡ(A25A-FXS/ダイナミックフォースエンジン2.5L)、2WD(FF)、3,580,000

 

– S、リダクション機構付のTHSⅡ(A25A-FXS/ダイナミックフォースエンジン2.5L)、E-Four、3,800,000

 

– G、リダクション機構付のTHSⅡ(A25A-FXS/ダイナミックフォースエンジン2.5L)、2WD(FF)、4,000,000

 

– G、リダクション機構付のTHSⅡ(A25A-FXS/ダイナミックフォースエンジン2.5L)、E-Four、4,220,000

 

– G“Leather Package”、リダクション機構付のTHSⅡ(A25A-FXS/ダイナミックフォースエンジン2.5L)、2WD(FF)、4,300,000

 

– G“Leather Package”、リダクション機構付のTHSⅡ(A25A-FXS/ダイナミックフォースエンジン2.5L)、E-Four、4,520,000

 

– Z、リダクション機構付のTHSⅡ(A25A-FXS/ダイナミックフォースエンジン2.5L)、2WD(FF)、4,520,000

 

– Z、リダクション機構付のTHSⅡ(A25A-FXS/ダイナミックフォースエンジン2.5L)、E-Four、4,740,000

 

– Z“Leather Package”、リダクション機構付のTHSⅡ(A25A-FXS/ダイナミックフォースエンジン2.5L)、2WD(FF)、4,820,000 ◎

 

– Z“Leather Package”、リダクション機構付のTHSⅡ(A25A-FXS/ダイナミックフォースエンジン2.5L)、E-Four、5,040,000

 

◎ : 掲載写真(除くオプション)

THSⅡ:TOYOTA Hybrid System Ⅱ/E-Four:電気式4WDシステム

*北海道、沖縄のみ価格が異なる。価格にはリサイクル料金は含まれない。

 

 

 

 

[車両概要]

 

1.外観

 

・フロントアッパーグリルからヘッドランプへの流れるようなデザインで、精悍かつシャープな印象を際立たせたフロントビュー。“シグネチャーランプ(*1)”では、個性と先進性を強調。

 

 

 

 

・シンプルな構成としながらも、ボディ断面をダイナミックに変化させるサイドビューにより、豊かな表情を創出するとともに強い動感を表現。

 

・絞り込まれたクーペキャビンと左右に張り出したホイールハウスとの組み合わせにより、大らかな逞しさを演出したリアビュー。細く、鋭く、横一文字に光るテールランプとストップランプで存在感を付与。

 

 

 

 

・プレシャスブラックパールをはじめ、彩度を抑えたカラーを中心に全7色を設定。

 

*1:「特徴的」を意味するシグネチャー。ここでは、新型ハリアーならではの特徴的なデザインとして、二重のL字型に発光するデイタイムランニングランプを指す。

 

2.内装

 

・馬の鞍をイメージした幅広いセンターコンソールと、それを挟み込むインストルメントパネルとの組み合わせにより「大らかな逞しさ」を演出。

 

・インストルメントパネルから左右のドアトリムにかけての広がりにより、包み込まれるような安心感と居心地の良さを演出。

 

・厚革を曲げてできる自然なシルエットをイメージし、触り心地にもこだわったレザー調素材や、「曲木(まげき)/*2」に着想したウッド調加飾、パイピング加飾を随所に配して上質感を演出。

 

 

 

 

・トヨタ自動車初となる、調光パノラマルーフを採用。後席の頭上までを覆う大きな調光ガラスを用いることで、調光時、障子越しのような柔らかい光が差し込む。

 

・コントラストを抑えたブラウン、グレー、ブラックといった3色の内装色。

 

*2:木材を蒸したり、または煮沸して塑性(そせい)を増大させ、金型にはめてそのまま乾燥し、望みの曲線に整形する木工技法。また、その技法により製作された製品。

 

 

 

 

3.走行性能

 

・クルマの骨格となるプラットフォームに、TNGAプラットフォーム(GA-K)を採用。ボディを高剛性化・低重心化。

 

・サスペンションは、フロントにマクファーソンストラット式、リヤにダブルウィッシュボーン式を採用。高剛性ボディに合わせて、前後のサスペンションジオメトリを最適化。ドライバーの目線の動きに着目して、視線のブレを軽減。

 

・走り出した瞬間や高速走行時の車両挙動の収束性を向上するため、極微低速域(*3)でもスムーズなストロークの動きを確保したショックアブソーバーを採用。

 

 

 

 

・ブレーキ制御によりコーナリング中のアンダーステアを抑制するアクティブコーナリングアシストを搭載。

 

・ハイブリッド仕様には、2.5Lダイナミックフォースエンジン(A25A-FXS)を採用したハイブリッドシステムTHSⅡを搭載。E-Four(電気式4WDシステム)と組み合わせた4WD車は、WLTC走行モード燃費21.6km/L(*4)を実現。選択肢を広げる新設定の2WD車もWLTC走行モード燃費22.3km/L(*4)を達成。

 

 

・ガソリン仕様には、2.0Lダイナミックフォースエンジン(M20A-FKS)にDirect Shift-CVTとの組み合わせをラインアップ。WLTC走行モード燃費は、2WD車で15.4km/L(*4)、4WD車で14.7km/L(*4)を達成。

 

 

吸遮音材・制振材の効果的な配置や高遮音ガラスの採用など、徹底した振動、遮音対策により、静粛性をさらに追求。

 

*3:ショックアブソーバー内のピストン速度が2mm/s以下の場合。
*4:国土交通省審査値。WLTCモードは市街地、郊外、高速道路の各走行モードを平均的な使用時間配分で構成した国際的な走行モード。

 

 

4.先進装備

 

・歩行者(昼夜)や自転車運転者(昼間)を検知対象に加えたプリクラッシュセーフティ採用の予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」を装備。

 

・駐車場など低速走行時における衝突緩和、被害軽減に寄与するインテリジェントクリアランスソナー[パーキングサポートブレーキ(静止物)]などの安全・安心をサポートする装備も充実。

 

・デジタルインナーミラー(前後方録画機能付)を、トヨタ自動車初採用。従来のデジタルインナーミラーに、新たに追加した前方カメラとデジタルインナーミラー用後方カメラが捉えた走行中の映像を、SDカードに録画する機能を新たに搭載。

 

 

 

 

・アクセサリーコンセント(AC100V/1500W)をハイブリッド車に設定。電化製品を使用できるほか、停電などの非常時には発電機として使用可能。

 

・T-ConnectSD ナビゲーションシステムに、12.3インチTFTタッチワイドディスプレイを採用。SmartDeviceLink(*5)や、Apple CarPlay/Android Autoなどのスマートフォン連携機能にも対応。JBLプレミアムサウンドシステム(9スピーカー)が、先進かつ臨場感のある音響空間を構築。

 

 

 

 

■(トヨタ)ハリアー:https://toyota.jp/harrier/

 

 

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。