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2019年8月2日【経済・社会】

ホンダジェット、米ノースカロライナ州に新ハンガーを建設

NEXT MOBILITY編集部

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ホンダの航空機事業子会社であるホンダ エアクラフト カンパニー(Honda Aircraft Company:HACI)は、現地時間の7月30日に、小型ビジネスジェット機「ホンダジェット(HondaJet)」用の新ハンガー(※1)の鍬入れ式を行った。

 

新ハンガーは、ホンダジェットの最新型である「ホンダジェット エリート(HondaJet Elite)」の主翼の組み立てと各種スペアパーツなどの格納を目的に、米国ノースカロライナ州 グリーンズボロ市のピードモント トライアド国際空港(PTI空港)に隣接する本社敷地内に建設される。

ホンダ+ホンダジェット・ロゴ

新ハンガーの延床面積は、約7,700平方メートル、完成は2020年7月を予定している。また、投資額は1,550万ドル(約17億円/※2)となる予定。

 

鍬入れ式には、州知事をはじめ連邦議会や州議会の政府関係者や在アトランタ日本国総領事館の総領事、およびPTI空港の責任者など約140名が出席。式典では、低空デモフライトによるホンダジェット エリートが披露された。

 

 

HondaJet Elite

HondaJet Elite

 

 

式典で、ノースカロライナ州知事のロイ・クーパー氏は、以下のように話している。

 

「2007年にHACIがノースカロライナ州に本社拠点の設置を発表して以来、この州における航空機産業は一気に活性化され、今では航空機産業の成長速度において全米第2位を誇るまでになりました。今回の新ハンガーの建設開始は、州全体の更なる発展へとつながる大きなステップです」。

 

また、ピードモント トライアド国際空港取締役のケビン・ベーカー氏は、以下のように話している。

 

「PTI空港へもたらしたイノベーション、強力なパートナーシップ、そして何よりも地域のために長年貢献し続けてきたHACIおよび藤野さんに心より感謝申し上げます。今回、新たなマイルストーンを迎えられたことをとてもうれしく思い、今後の更なる成長を楽しみにしています」。

 

ホンダ エアクラフト カンパニー社長の藤野道格は、以下のように話している。

 

「Hondaは、HondaJetにより航空業界にも新たな価値やライフスタイルを創造しています。これまで地域の皆様に多大なるご支援とご協力を頂き、世界中のお客様にHondaJetをお届けし、地域の発展にも貢献することができました。皆様との協力関係は、この地の航空機産業と弊社の成長にとって、今後もかけがえのないものだと思っております」。

 

 

※1:正式名称 Service Parts / Wing Assembly Hangar
※2:1USドル=約110円換算

 

タイトル写真:鍬入れ式の様子。左から、ケビン・ベーカー氏、テッド・バド議員、藤野道格氏、ロイ・クーパー知事、アンソニー・コープランド ノースカロライナ州商務長官

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。