電脳交通は4月5日、香川モビリティサービス(以下「KMS」)にタクシー配車システム「電脳交通®」を導入したと発表した。
香川県内のタクシー業界は、人口減少、新型コロナウイルス感染拡大等により、乗客数の減少や人手不足など多くの課題を抱えている。また、車両数の少ない小規模事業者比率が高く、大手事業者と比べ人材採用・育成にも多くの課題を抱えている。
KMSは香川県内タクシー事業者である日新タクシー、平井タクシー、ことでんバス(ことでんタクシー運営)を中心に、第一弾サービスとしてタクシーの共同配車を開始し、今後は車の車検・点検、保険や事故対応の共有・管理、整備士不足解消や人件費削減など、県内のタクシー事業者が抱える課題の解決、業務のDX化に貢献する予定。
今回開始となるタクシー共同配車は、ことでんタクシー、日新タクシー、平井タクシーなど県内のタクシー会社における配車業務を新会社KMSが受託し、新たに設立した配車室で一本化した業務を順次開始する。迅速で正確な配車、スタッフの共有によるコスト削減、車両不足により配車依頼に対応できない場合は提携する他社の車両を配車する等、顧客サービス向上などに取り組むと共に、今後は共同配車を行うタクシー事業者を順次拡大する予定だとしている。