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2019年2月8日【テクノロジー】

国交省、東京都心部で自動運転バス実証実験を実施

NEXT MOBILITY編集部

 

さて、当日の実証実験だが、報道関係者もモニターと共に同乗取材が可能で、当日1回目の走行では自動運転で無事コースを完走。

 

だが、記者が乗車した2回目の走行では、車両トラブルにより自動運転が不可能となり実験が中止という事態となった。

 

車両を開発した群馬大学の小木津 武樹 准教授によると、「自動運転のプログラムは問題ないが、何らかの理由でセンサー類からの情報(信号)がコンピュータに伝達できなくなった」という。

 

また、実験は翌9日も予定しているが、その日都内では雪が降る予報がでており(取材当日現在)、これについて小木津准教授は、

「雪などの悪天候下ではLiDARが障害物などをきちんと検知しないため、やはり実験が中止になる可能性がある」

と、現在の技術的課題について言及。

ちなみに、雪などでも検知可能なLiDARは現在開発中だが、今回の実証実験には間に合わなかったという。

 

 

結果的に、今回の実証実験は、国土交通省が正式に翌2月9日も含め中止を発表。

理由は、「実験車両の不具合により、公道での自動走行が不可能となったため」としている。

 

 

国土交通省では、今後同様の都心部における実証実験について「まだ具体的な予定はない」としながらも、引き続き検証を重ねるために実施していく方針だ。

 

 

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松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。