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2023年8月30日【企業・経営】

ジヤトコ広州、CVT生産累計1,000万台達成

NEXT MOBILITY編集部

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Jatco・ジャトコ・ロゴ

ジヤトコは8月30日、中国子会社の「ジヤトコ(広州)自動変速機」(以下、ジヤトコ広州)が、無段自動変速機(以下CVT)の生産で累計1,000万台を達成したと発表した。

2007年、ジヤトコの完全子会社として広州市開発区に設立され、2009年に生産を開始したジヤトコ広州の年間生産能力は、現在120万台(初期の14万台から拡大)。「Jatco CVT7」、「Jatco CVT8」、「Jatco CVT7 W/R」、「Jatco CVT-X」などの多数機種を市場に送り出しているほか、顧客ニーズの変化に迅速に応えるため、同社には、市場調査や開発、品質保証、営業といった機能も追加されてきたと云う。

 

ジヤトコは、ガソリン車市場の発展の「黄金時代」を経て、電気自動車産業でグローバルをリードするまでに急速発展した中国と共に歩んできたジヤトコ広州を通じて、電動化・ネットワーク化・知能化・共有化といった自動車業界の新時代に向けて、引き続き顧客ニーズに応対。パーパスである「技術と情熱でモビリティの可能性を拡げる」ため、新たな価値を提供し続けていきたいとしている。

 

 

[記念式典でのコメント]

・ジヤトコ 社長兼CEO 佐藤朋由氏

「現在、自動車業界は100年に一度の変革期にあります。内燃機関から電動化へのシフトの中で、中国市場の発展は非常に速く、特に電気自動車市場はかつてないほど急激な成長を続けています。これまで50年以上技術を磨き続けてきたジヤトコは、電動化・知能化の波の中でも必ず新天地を切り開くことができます。ジヤトコグループの持続的な成長にはジヤトコ広州の力が不可欠です。今後もジヤトコグループの一員として、グローバルジヤトコをリードしてもらうことを期待しています」と述べている。

 

・ジヤトコ広州 総経理 海野剛弘氏

「1,000万台の達成は中国市場の1,000万人のお客様からの信頼を示しています。多元化する時代の中、ジヤトコ広州は現在事業転換期にあります。市場の変化に適応し、顧客のニーズを満たす新しいプロジェクトを積極的に探索しているところです。累計生産1,000万台の達成はジヤトコ広州が過去の中国市場で得た成果というだけでなく、今後の新事業推進の気力になり、原動力になります。ジヤトコ広州の技術と情熱をもって、モビリティの世界でも必ず輝くことができると信じています」と述べている。

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坂上 賢治

NEXT MOBILITY&MOTOR CARS編集長。日刊自動車新聞を振り出しに自動車産業全域での取材活動を開始。同社の出版局へ移籍して以降は、コンシューマー向け媒体(発行45万部)を筆頭に、日本国内初の自動車環境ビジネス媒体・アフターマーケット事業の専門誌など多様な読者を対象とした創刊誌を手掛けた。独立後は、ビジネス戦略学やマーケティング分野で教鞭を執りつつ、自動車専門誌や一般誌の他、Web媒体などを介したジャーナリスト活動が30年半ば。2015年より自動車情報媒体のMOTOR CARS編集長、2017年より自動車ビジネス誌×WebメディアのNEXT MOBILITY 編集長。

松下次男

1975年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として国会担当を皮切りに自動車販売・部品産業など幅広く取材。その後、長野支局長、編集局総合デスク、自動車ビジネス誌MOBI21編集長、出版局長を経て2010年論説委員。2011年から特別編集委員。自動車産業を取り巻く経済展望、環境政策、自動運転等の次世代自動車技術を取材。2016年独立し自動車産業政策を中心に取材・執筆活動中。

間宮 潔

1975年日刊自動車新聞社入社。部品産業をはじめ、自動車販売など幅広く取材。また自動車リサイクル法成立時の電炉業界から解体現場までをルポ。その後、同社の広告営業、新聞販売、印刷部門を担当、2006年に中部支社長、2009年執行役員編集局長に就き、2013年から特別編集委員として輸送分野を担当。2018年春から独立、NEXT MOBILITY誌の編集顧問。

片山 雅美

日刊自動車新聞社で取材活動のスタートを切る。同紙記者を皮切りに社長室支社統括部長を経て、全石連発行の機関紙ぜんせきの取材記者としても活躍。自動車流通から交通インフラ、エネルギー分野に至る幅広い領域で実績を残す。2017年以降は、佃モビリティ総研を拠点に蓄積した取材人脈を糧に執筆活動を展開中。

中島みなみ

(中島南事務所/東京都文京区)1963年・愛知県生まれ。新聞、週刊誌、総合月刊誌記者(月刊文藝春秋)を経て独立。規制改革や行政システムを視点とした社会問題を取材テーマとするジャーナリスト。

山田清志

経済誌「財界」で自動車、エネルギー、化学、紙パルプ産業の専任記者を皮切りに報道分野に進出。2000年からは産業界・官界・財界での豊富な人脈を基に経済ジャーナリストとして国内外の経済誌で執筆。近年はビジネス誌、オピニオン誌、経済団体誌、Web媒体等、多様な産業を股に掛けて活動中。

佃 義夫

1970年日刊自動車新聞社入社。編集局記者として自動車全分野を網羅して担当。2000年出版局長として「Mobi21」誌を創刊。取締役、常務、専務主筆・編集局長、代表取締役社長を歴任。2014年に独立し、佃モビリティ総研を開設。自動車関連著書に「トヨタの野望、日産の決断」(ダイヤモンド社)など。執筆活動に加え講演活動も。

熊澤啓三

株式会社アーサメジャープロ エグゼクティブコンサルタント。PR/危機管理コミュニケーションコンサルタント、メディアトレーナー。自動車業界他の大手企業をクライアントに持つ。日産自動車、グローバルPR会社のフライシュマン・ヒラード・ジャパン、エデルマン・ジャパンを経て、2010年にアーサメジャープロを創業。東京大学理学部卒。

福田 俊之

1952年東京生まれ。産業専門紙記者、経済誌編集長を経て、99年に独立。自動車業界を中心に取材、執筆活動中。著書に「最強トヨタの自己改革」(角川書店)、共著に「トヨタ式仕事の教科書」(プレジデント社)、「スズキパワー現場のものづくり」(講談社ピーシー)など。